鳥取県智頭町で地域の課題に基づいた新規事業創出を担当し、責任者を目指す方を募集
- 掲載開始日:
- 2024.09.10
- 掲載終了日:
- 2025.03.31
地域と暮らしLIFE STYLE
鳥取県智頭町はこんな地域
智頭町は、岡山県北部と鳥取県東部に隣接し、地域面積の93%が森林の町です。
古くは、参勤交代の宿場町や林業の町として栄え、現在は宿場町の中心にある石谷家住宅を中心に観光地としても注目を集めています。
森林セラピーなどのアクティビティも行われており、森林が生み出す清らかな伏流水は、食文化や酒作り、農業にも活かされています。
智頭町は、山と人が森を介して繋がり、日常の中には、昔から伝わる生活の知恵が受け継がれ、人々は自然と共に生きています。
智頭町は、森が育む「人の暮らし」を実感できる場所です。
特徴1:総面積の93%を占めている森林などで心身を癒せる
智頭町は、総面積の9割以上を豊かな森林が占めるほど、自然が豊かなまちです。町を囲む1,000m級の中国山脈の山々や、紅葉が美しい芦津渓谷、国定公園那岐山からの絶景など、四季折々の自然美が広がります。
特に、伝統的林業地として知られる「杉のまち」には、樹齢350年以上の「慶長杉」が立ち並び、緑豊かな風景を象徴しています。また清らかな水源地「芦津水辺の森」は、林野庁の「水源の森百選」に選定され、そこで育つ地元産食材は甘みが強く美味です。
さらに、町の取り組みである「森林セラピー」や「森のようちえん」では、科学的に証明された癒やし効果を体感できるほか、自然と共生する暮らしを体験できます。自然の恵みがもたらす心身のリフレッシュを求める方にとって、智頭町はまさに「みどりの風が吹く疎開のまち」です。
特徴2:歴史風情が残る宿場町がある
智頭町には歴史の風情が漂う風景が残っています。
その1つである「板井原集落」は、山間に広がる歴史ある隠れ里です。昭和42年まで徒歩でしかアクセスできなかったこの地には、築50年を超える古民家や水車小屋、向山神社が今も残り、訪れる人に昭和の山村風景を感じさせます。
また智頭町は、かつて県内最大の宿場町として栄え、藩主の止宿所や奉行所が置かれた歴史を持ちます。現在も町並みには当時の面影が色濃く残り、国指定重要文化財である「石谷家住宅」などが歴史を物語ります。
この住宅は、約40の部屋を持つ大規模な和風建築で、邸内の喫茶室でくつろぎながら、その歴史に思いを馳せることができます。智頭町は、歴史と自然が調和した魅力的な宿場町です。
特徴3:「おせっかいのまちづくり」を掲げる智頭町の温かなコミュニティ
鳥取県智頭町は、「おせっかいのまちづくり」を宣言し、住民同士が支え合う温かなコミュニティを築いています。毎月1日を「おせっかいの日」と定め、互いに気遣い助け合う文化が根付いています。
人口約6,200人の小さな町ならではの助け合いの精神が、移住者にも安心感を与えます。例えば、住居探しに困っている移住者に地元住民が空き家を紹介するなどの親切な対応が行われています。
智頭町では、このような深いつながりが、新たな移住者や起業者の増加に寄与しています。
特徴4:充実した支援制度で安心の子育て環境
智頭町では、生後3ヵ月から入園可能な町立保育園や子育て支援センターがあり、延長保育や一時預かり保育、病児・病後児保育など、多様な保育サービスが整っています。
また、町立の小学校や中学校に通う児童の給食費や通学費を無償化するなど、家庭への経済的負担を軽減する支援制度も充実。さらに、令和4年度からは3歳未満児の保育料や給食費・副食費の無償化が実施されており、子育て世代にとって非常に魅力的な環境が整っています。
特徴5:「百人委員会」を設置し、住民の声を町政に生かしている
智頭町では、住民のアイデアを積極的に取り入れるために「百人委員会」を設置しています。この取り組みでは、町民が提案したアイデアに対して町が予算を提供し、その資金で実現に向けた活動を行います。
例えば、2006年に始まった森のようちえん「まるたんぼう」は、自然の中での子育てを望む住民の提案から生まれました。このプロジェクトは全国的に注目され、環境省の「グッドライフアワード 環境大臣賞 優秀賞」を受賞しています。
さらに、中学校の授業にも委員会の活動が取り入れられ、生徒たちが地域の問題解決に貢献しています。このように、智頭町では住民の意見を反映させることで、地域の活力を高める取り組みが進められています。
特徴6:智頭町には魅力的な6つの地区がある
智頭町は「智頭」「山形」「那岐」「土師」「富沢」「山郷」の6つの地区で構成されています。それぞれの地区には下記のような独自の特徴と魅力が息づいています。
▼智頭地区
江戸時代の宿場町として栄えた歴史が今も色濃く残り、石谷家住宅などの古き良き木造建築が点在しています。
▼山形地区
智頭町が誇る銘木「智頭杉」の発祥地として知られ、自然と産業が調和するエリアです。
▼那岐地区
信仰の山那岐山を抱え、広大な杉並木や多様な植物が見どころとなっています。
▼土師地区
戦国時代の山城、唐櫃城の石垣が文化財として評価されています。
▼富沢地区
金刀比羅神社や中世の山城が点在し、歴史的な深みを感じさせます。
▼山郷地区
古道「志戸峠」が国の史跡に指定され、自然景観と歴史が融合しています。
特徴7:その他暮らしの情報
気候環境
智頭町は日本海側に位置し、年間を通じて降水量が多く湿潤な気候です。冬は曇りや雪が多く、豪雪地帯となります。
1月の平均気温は1.6℃、8月は25.2℃で、比較的温暖ですが、夏は暑く、冬には積雪があります。梅雨から夏にかけても降水量が多く、地域によって気候差がありますが、常に湿潤な環境が広がります。
買い物環境
智頭町にはスーパー11店、コンビニ2店、ホームセンター1店があるため、普段の買い物には支障がありません。
大型ショッピングモールへは、車で30分ほどで行ける鳥取市や、40分ほどで行ける岡山県津山市にあるので、休日など気分転換に行くことも可能です。
交通環境
智頭町は、智頭急行・JR因美線の駅があり、大阪から約2時間、岡山から約1時間20分、鳥取から約30分でアクセス可能です。
鳥取空港までは車で約45分、高速バスも利用でき、大阪・姫路・岡山などと繋がっています。
なお智頭町では、車での移動が必要不可欠です。移動や外出だけでなく生活全般において車がないと不便を感じることがあります。また豪雪地帯でもあるため、冬場にはスタッドレスタイヤなどの準備も忘れずにしておきましょう。
教育環境
智頭町内には保育園1園、小学校1校、中学校1校、高校1校と高校まで教育機関があります。
また教育に関する下記の支援制度もあります。
智頭町児童生徒通学費補助金:智頭小学校または智頭中学校に自転車、またはバスで通学する児童生徒に対し、「自転車」「ヘルメット」「安全タスキ」を25,000円を上限に1/2を補助
智頭町高校生 通学費助成:智頭町内に住所があり、定期代が3000円/月を超える金額を有効月数分補助
参考となる動画
移住支援制度
仕事内容MISSION
企業紹介
地域おこし協力隊の受け入れ先となる「智頭町複業協同組合」は、地域の人事部として、中山間地域の未解決の課題に対して持続可能な新しい働き方や暮らしを智頭町発で創り、全国へ発信しています。
複業・副業人材、地域住民、行政と連携しながら、林業をはじめとした智頭町の伝統ある豊かな資源の再開発を行うことでビジネスを発展させ、全国に先駆けて地域課題を解決する新規ビジネス開発の共創モデルの構築を目指しています。
募集の背景
智頭町複業協同組合に所属し、現地で、地域の課題に基づいた新規事業創出を担当し、将来的に責任者を目指せる方を募集いたします。私たち『智頭町複業協同組合』は、地域の人事部として、マルチワーカー/フォレスター(職員)の雇用と育成、地域事業者への派遣をメイン事業としています。
智頭町を横断し、職員を様々な事業者へアサインするビジネスモデルを推進していく中で、地域事業者の抱えている悩みや課題が、事務局に集約してくるようになりました。
多岐にわたる問題があるものの、求められていることは既存事業の担い手だけではなく、新しい事業を創出できる人材を必要としていることがわかってきました。
そこで、担い手不足解消をはじめとし、地域の課題解決を目的にビジネス・インキュベーションをテーマに掲げる私たちの次のステージとして、地域と共創した新たな事業創出の担当者を募集することとしました。
活動内容
地域のハブとなる智頭町複業協同組合の事務局に所属し、地域事業者と連携しながら新規事業創出を目指していただきます。
■新規事業創出担当として
・地域事業者の課題感ヒアリング、とりまとめ、調査、戦略立案、実行
・地域事業者、行政、他地域企業の巻き込みや折衝 等
■智頭町複業協同組合事務局の一員として
・まちづくり全般に関わるイベント、プロジェクトのサポート
・創業/起業、地域プレーヤー育成の支援 等
採用予定人数:1名
受け入れ体制・環境
智頭町複業協同組合では、新規参加者が安心して活動できるよう、充実した受け入れ体制を整えています。
社員は全員移住者で、移住に関する不安や疑問にも親身に対応します。
地域課題に精通したスタッフがサポートし、定期的なミーティングや交流イベントを通じて、地域住民や事業者との円滑なコミュニケーションが図れます。
必要なインフラや住環境も整備され、安心して新しい挑戦に取り組める環境が整っています。
求めている人物像
事業開発・推進のスキルも必要ですが、地域事業者・外部人材・町民など様々な関係者と目線を合わせ、密にコミュニケーションをとることが重要なポジションです。
様々なポジションの方の思いを尊重し、持続可能な事業の実現に向け思考し、立ち回れることと地域や組織へのフィットを重視しています。
- 智頭町に興味があり、智頭町のために活動をしたいという意欲のある方
- 地域住民や移住希望者と柔軟なコミュニケーションをとれる方
- 人と接することが好きで、人の話に真摯に耳を傾けられる方
- 最後までやりとげる責任感がある方
- 地域おこし協力隊活動終了時に起業又は就業して智頭町に定住する意欲のある方
- 事業開発・推進に携わったご経験のある方、準ずるスキルのある方は優遇します。
智頭町複業協同組合のメンバーの声
派遣先がいろいろあって、刺激的
前職は福岡在住でインフラ系の会社で働いていました。
智頭町に来たきっかけは、祖父の家が近くて、自然の中で働きたいなと思っていたから。
漠然と鳥取で仕事をしようと思っていたけど、どんな仕事が向いているかな〜と探していた時に、マルチワークという働き方に出会って、色々試せる智頭町複業組合はしっくりくる仕事を見つけるのにちょうどいいかなと思いました。
結構カジュアルに決めたと思いますが笑 今となってはそれでよかったなぁと。
山仕事も、飲食店も、たまのイベントお手伝いも、智頭町の様々な仕事が経験できて、たくさんの人の話が聞けて、一つの仕事先では得られない楽しさと経験値が積まれている感じがあって毎日刺激的です。
仕事以外でも、シェアハウスや、事務所のDIYをしたり、狩猟免許をとったり。
フットワーク軽く色々なことに挑戦させてもらえるのはありがたいな〜と思います。
入社してもうすぐ1年です。
まだまだ智頭で楽しめることがたくさんありそうでワクワクしています。
暮らしが濃い地域。自分のペースを受け入れてもらえている感覚
林業をメインに、みたき園(山里料理店)などで複業をしています。職場がいくつもあることは、良い気分転換にもなるし、山の幸を提供する飲食店での知識は林業での山の見え方というか、景色を変えてくれていてどちらの仕事もより一層楽しめています。
智頭町に引越して、古民家に住み始めて、ご近所の方と何気ない会話や、家庭菜園をしてみたり。暮らしそのものを楽しみ味わえるこの生活は自分の肌にあっているなぁと思います。
日々の暮らしを大切にしながら、自然や人との関わりが深い仕事に興味があります。
智頭は懐が深いので、自分のペースを受け入れて頂けているような感じがあって、安心して生活を楽しめています。
自分でもびっくりするくらいに「やってみたい!」と言えるようになった
自分のやれることも、人との繋がりも2倍(もしかしたらそれ以上)になっています。元々は、本当に消極的でした。
何をするにも不安が先立って、職場でもプライベートでも「これをしたい」と言えないタイプでした。
ですが智頭町に来て、様々な人に触れて、なんだか自分の「やってみたい!」がとまらなくて笑
新しいことで失敗してしまうかもしれないけど、智頭町の人なら親身になって相談に乗ってくれる安心感があるからかもしれません。
こんな自分がいるんだなぁとびっくりするくらいに、色んなことに積極的になれている感じが心地よいです。
別人になったね!とよく言われます。
不器用で消極的だった自分が、今では日々変化しているのが分かって、周りの人や環境のおかげだなと思います。
フォトギャラリーPHOTO GALLERY
募集要項RECRUITMENT
- テーマ(地域課題)
- その他
- 雇用形態
- 業務委託
- 業種
- その他
- 使用するスキル
- イベント運営 プロジェクト管理 事業リーダー経験 企画 Excel Word PowerPoint
- 募集職種
-
地域おこし協力隊
地域の課題に基づいた新規事業創出を担当し、将来的に責任者を目指す地域おこし協力隊
- 働きやすさ
- 未経験OK 年齢制限なし
- 待遇
- 住居支援あり
- 地域特性
- 山 川 積雪あり 小さな町 古い町並み 買い物環境充実 移住支援制度 住まい支援制度 子育て支援制度
- 給与
-
年収 280万円 ~ 320万円
- 受動喫煙対策
-
対策済み(禁煙)
- 勤務時間
1日8時間程度を想定
※裁量労働制- 福利厚生
-
■家賃補助
■資格取得補助
■備品購入補助(適用条件有) - 選考プロセス
-
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勤務地
住所
鳥取県智頭町大字智頭2682-11
応募条件TERMS
- 募集学歴
- 不問
- 募集年齢
-
不問
- 募集経験年数
- 未経験可
- 応募条件
-
普通自動車運転免許(AT限定可)を取得していること