50年の歴史を持つ特産メロンで地域農業を未来に繋ぐ農業人材を募集【滋賀県守山市】
- 掲載開始日:
- 2024.09.02
- 掲載終了日:
- 2024.10.18
地域と暮らしLIFE STYLE
滋賀県守山市はこんな地域
琵琶湖を西側に望む守山市は、自然豊かな田園都市です。交通の便が良く、京都までは約25分、大阪までは約55分で行けるため、通勤に便利なベッドタウンとして発展してきました。
市内には農業に適した良質な土地が広がり、近江米やメロンの産地として有名です。特に47年の歴史を持つ「モリヤマメロン」は、糖度の高さと上品な味わいで県内外から高い評価を受けていますよ。
また、守山市には旧中山道の昔ながらの町並みも残っており、伝統と住みやすさが共存する街として若い移住者を中心に注目を集めています。
特徴1:予約販売が8割を占める人気のモリヤマメロン
守山市の市特産品である「モリヤマメロン」は、昭和52年(1977年)から栽培が開始された歴史と伝統のあるメロンです。
甘さがぎゅっと詰まっていて、糖度は13.5度以上を誇る濃厚な甘さがモリヤマメロンの魅力です。
モリヤマメロンは厳しい審査を通過したものだけが販売を許可されており、審査をクリアするには熟練した生産者の高度な技術が必要とされます。
予約販売が8割を占め、地域の特産品として多くの人々に愛されています。
特徴2:京都・大阪まで乗換なし!ベッドタウンとして暮らしやすい
守山市は、京都や大阪のベッドタウンとして魅力ある都市です。
主要駅であるJR守山駅から京都までのアクセスは約25分、大阪までは約55分で到着し、乗り換えの必要もありません。市内にはスーパーやコンビニがほどよく点在し、琵琶湖沿いには大型のショッピングモールもあります。
利便性と生活のしやすさが人気となり、今でも若い子育て世代を中心に移住者が増え続けています。
特徴3:滋賀県最大級の直売所おうみんち
守山市では、琵琶湖と鈴鹿山脈から流れる野洲川の恵みと温暖な気候を生かして、米・野菜・果物・花といった農産物の栽培が盛んです。
市内にはJAグループが運営する滋賀県最大級の野菜直売所「おうみんち本店」があり、年間で200種類以上の農産物が並んでいます。
おうみんちでは地場野菜たっぷりの地域食材バイキングを楽しむこともでき、守山市の農業を支える施設として活躍しています。
特徴4:歴史と伝統の根付く街
守山市は、歴史と伝統が色濃く残る街でもあります。守山駅近くには弥生時代後期の巨大集落・伊勢遺跡があり、市内には奈良時代の仏像や彫刻も豊富に残されています。伝統的に受け継がれてきた地域の祭りの数も多く、地元住民や観光客を楽しませています。また、江戸時代には宿場町として栄えた歴史を持ち、中山道守山宿では古き良き街並みを見学できますよ。
特徴5:ホタルが飛び交う市街地
守山市周辺は、古くからゲンジボタルの群生地として知られ、かつては皇室にホタルを献上していた歴史もあります。この地域のホタルは「守山ほたる」と呼ばれ、毎年5月下旬から6月上旬にかけて、淡い光が飛び交う様子を楽しめます。守山市は水環境が良好で、市内各地でホタルを観察できるのが魅力です。
先輩移住者の声
私はまだ守山に来て半年くらいです。三重県出身で、大学は岡山でしたが、農業で独立を考えたときに実家に近い場所が良いと思い、滋賀県を選びました。
滋賀県庁でいくつかの自治体を紹介されましたが、その中で守山市が特に新規就農者を積極的に受け入れてくれるということで、話を聞きに行こうと思いました。
農業をする場所はどうしても田舎になりがちですが、守山市は自然もありながら生活がすごく便利なんです。
地元の先輩農家さんたちは、私が一生懸命メロンを作っている姿を見て声をかけてくれます。
農地に関しても市役所がとても親身になって相談に乗ってくれて、先輩農家や地域のグループともつながる機会をもらっています。
ぜひ、一緒に守山で頑張りましょう!
移住支援制度
仕事内容MISSION
企業紹介
守山市は、豊かな自然環境と利便性を兼ね備えた魅力的な地域であり、モリヤマメロンをはじめとする農産物が高い評価を受けています。
しかし、現代においては、農業従事者の高齢化や後継者不足といった課題が地域全体の持続可能な発展を阻む要因となっています。
こうした背景を踏まえ、守山市は地域おこし協力隊を通じて、新たな担い手を育成し、地域農産物の生産と普及に取り組むことで、地域全体の活性化を図ることを目指しています。
市として目指す農業は、モリヤマメロンの生産を次世代に引き継ぐことだけでなく、地域の農産物全体の認知度を高め、守山市のブランド価値をさらに向上させることです。
さらに、守山市は新規就農者に対する支援にも力を入れており、農業を始めたいと考える方々を全面的にサポートしています。
各種補助金もあり、本気で農業にチャレンジした方にとっては願ってもない環境です。
今回の協力隊募集についても、モリヤマメロン農家が丁寧に指導しますので、農業未経験者でも安心して飛び込んできてください!
先輩新規就農者もたくさん活躍中です。
モリヤマメロン農家の元で修行をしながら、地域全体の農業の魅力を知り、発信していただける方を募集しています。
事業内容
地域農産物の生産において、農業従事者の高齢化や後継者不足という深刻な課題に直面しています。モリヤマメロンも例外ではなく、守山市の特産品として長年にわたり愛されてきましたが、現在、生産者の高齢化や後継者不足の課題に直面しています。
このままでは、未来の世代にこの美味しいメロンを届けることが難しくなる可能性があります。
こうした課題を解決するために、守山市は地域おこし協力隊を通じて、次世代の農業従事者を育成し、モリヤマメロンの生産を継続・拡大することをミッションとしています。
さらに、地域全体の農産物の認知度を高め、守山市のブランド価値を向上させることも重要な目標です。
活動内容
今回募集する活動内容は以下の3つ。
(1)モリヤマメロン農家での実践的な栽培研修(モリヤマメロンおよび小松菜、春菊など)
(2)地域農産物の周知・認知度向上に関する活動
(3)守山市での移住就農に関するPR活動
農業に興味がある方には大変やりがいのある活動内容です。
自身で農作業を頑張り、農産物や新規就農者などの生産者もアピールしてもらいます。
たとえば、日々の農作業や、先輩農家に聞いた守山の農業をSNS等で発信していただきたいです。
協力隊が3年目を迎えるとき、ちょうどモリヤマメロンが50周年を迎えます。
「約半世紀にわたってモリヤマメロンは、守山市の大きな財産となってきました。これからも、100年、200年先までモリヤマメロンが愛され続けるために、市としても積極的に隊員さんを応援していきたいと考えています!」と市役所農政課の木下さんは語っています。
部会の雰囲気
部会長の前田さんはこう語ります。 「モリヤマメロンの最低糖度は、当初13度だったんですが、もっと甘くて美味しいメロンにしたいという思いから、13.5度以上を基準にしました。実際に、他のメロンを購入されても、またモリヤマメロンに戻ってくるお客さんが多くて、その評判が嬉しいですね。協力隊の方と一緒に美味しいメロンを作りたいと思います。」
また、様々な年代の方がいらっしゃいますが、部会メンバー同士和気あいあいと仲がいいですよ!
受け入れ体制・環境
守山市は外部からの移住者を積極的に受け入れる体制が整っており、地域に根ざした支援が受けられます。
生産技術に関しては受け入れ農家の元で技術が学べますし、農政課の担当も色々な人や場所を積極的に紹介しますので、困ったら何でも聞いてください!
また、基準をクリアしたモリヤマメロンはJAファーマーズマーケット「おうみんち」での販売が保証されているため、安心して生産活動に取り組むことができます。
【モリヤマメロン(アムスメロン)一年の大まかな流れ】
・年明けから準備開始
少しずつ苗作りや土作りの準備を始めます。
・3月頃:定植(苗の植え付け)
3月中旬から下旬にかけて、メロンの苗を畑に定植します。これが栽培シーズンのスタートで、本格的に栽培が始まります。
・4月末から5月初頭:作業のピーク
定植後、苗が成長し始めると、手入れや管理作業が本格化し、作業のピークを迎えます。この時期は特に忙しくなり、メロンの品質を左右する重要な時期です。
・6月〜:収穫
6月にはメロンが成熟し、収穫の時期を迎えます。基準をクリアしたモリヤマメロンは、おうみんちで販売されます。
求めている人物像
モリヤマメロンの次世代担い手として、農業に情熱を持ち、地域に深く関わりながら持続可能な農業と発信をしていただける方に来ていただきたいです!
情熱を持ってやっていただけるなら、農業の経験はなくても問題ありません。
- 農業に強い関心があり、モリヤマメロンの栽培技術を習得したい方
- 地域農業の発展に貢献し、地域住民とのコミュニケーションを大切にできる方
- 守山を好きになり、魅力を発信ができる方
地域おこし協力隊卒業後について
活動期間終了後は守山市に定住し、モリヤマメロン部会に加入して、モリヤマメロンを中心に独立・就農していただきます。
協力隊で培った技術と経験を活かし、地域農業の担い手として活躍していただきます。
職場の先輩の声
私の父親がメロン栽培を始めた頃から、自分も若い頃にその魅力に惹かれ、もう20〜30年ほどモリヤマメロンの生産に携わっています。
大変な面、楽しい面、収入の面など含めて、とてもやりがいを感じる仕事です。
地域おこし協力隊さんには、一緒にこの道を歩んでほしいと思っています。
辛いこともあるかもしれませんが、部会の仲間たちがしっかりとフォローしますので、一緒に頑張ってモリヤマメロンを育てていきましょう。
フォトギャラリーPHOTO GALLERY
募集要項RECRUITMENT
- テーマ(地域課題)
- 農林漁業・狩猟
- 雇用形態
- 業務委託
- 業種
- 農業・林業
- 使用するスキル
- 農業 Excel Word PowerPoint
- 募集職種
-
地域おこし協力隊
モリヤマメロン生産者の支援を受けて栽培技術を習得しながら、地域農産物の普及活動を行っていただきます。
- 働きやすさ
- 起業を見越した仕事 未経験OK 研修・講座あり
- 待遇
- 住居支援あり 交通費支給あり
- 地域特性
- 湖 都市近郊 子育て環境充実 教育環境充実 子育て支援制度 起業支援制度
- 給与
-
月給 23.2万円 ~ 23.2万円
- 国民健康保険、国民年金は自己負担で加入してください。
パソコンなどの事務機器はご自身で用意してください。
- 国民健康保険、国民年金は自己負担で加入してください。
- 受動喫煙対策
-
対策済み(喫煙室あり)
- 勤務時間
月160時間程度
※1日あたり7時間45分、月20日間活動を想定しています。
※農繁期・農閑期で活動時間等は変動します。- 休日
- 月160時間程度の活動時間以外にご自身で調整いただきます。
詳細はオンライン説明会でもご案内いたします。 - 福利厚生
-
活動に要する経費は、報償額とは別に予算の範囲内で支給します。
(1)家賃
住居は隊員自身で確保していただきますが、月額50,000円を限度に市が家賃を補助します。
なお、敷金・礼金・共益費、光熱水費等については、隊員の自己負担となります。
(2)その他
上記以外の対象となる活動経費は、例として以下に示すものとします。活動に際し必要な場合は市と協議のうえ、対象となるかを決定します。
①対象となるもの
(例)
・研修に要する経費(消耗品や作業道具の購入等を含む)
・活動旅費等移動に要する経費
・定住に向けて必要となる研修、資格取得等に要する経費
・定住に向けて必要となる環境整備に要する経費
②対象経費とならないもの
(例)
・生活用品や光熱水費等
・土地、建物の購入費
・高額な物品購入費
・個人の資産となる経費 - 契約/試用期間
任用時期:令和6年12月1日以降〜
※守山市、関係者および内定者との相談の上、決定します
初年度は委嘱日から令和7年3月31日までの任用期間となります。次年度からは年度毎に委嘱し、最長で3年間となります。
また、協力隊員としてふさわしくないと判断した場合は、委嘱期間中であっても委嘱を取り消すことができるものとします。- 選考プロセス
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(1)第1次選考:【書類審査およびオンライン面談】 ※10月中頃~下旬
提出書類に基づき書類選考を行います。選考の結果は文書で通知しますが、提出いただいた応募書類は返却いたしません。
また、応募者および関係者(市やモリヤマメロン部会員等)と15~30分程度オンライン面談を実施します(zoomを予定)。
(2)第2次選考:【面接審査】 ※11月上旬
第1次選考合格者を対象に面接を行います。日時等詳細は、第1次選考結果と併せてお知らせします。なお、選考の結果は文書で通知します。
また、面接審査の前に「お試し地域おこし協力隊」事業を実施し、実際に受入れ農家の元で就農体験をしていただきます。
※面接会場までの交通費等は応募者の自己負担となります(実施場所:守山市役所)
※審査等の結果は公表しません
■「お試し地域おこし協力隊」について
・実施時期:10月下旬頃(2泊3日)
・実施内容:就農体験
※交通費および飲食費は自己負担となります
勤務地
住所
滋賀県守山市
アクセス
JR 琵琶湖線 守山駅
滋賀県守山市内(モリヤマメロン生産者圃場)
※勤務地外で活動いただく場合もあります
応募条件TERMS
- 募集学歴
- 不問
- 募集年齢
-
不問
- 募集経験年数
- 未経験可
- 応募条件
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(1)モリヤマメロン農家の元で最長3年間活動する意思がある方
(2)採用後、生活の拠点を守山市に移すとともに守山市に住民票を異動することができる方
(3)隊員として活動終了後は、守山市に定住し、モリヤマメロン部会に加入してモリヤマメロンを生産・出荷する意欲のある方(守山市で独立就農を目指す方)
(4)地域活動に意欲を持って積極的かつ誠実に活動できる方
(5)3大都市圏内の地域(条件不利地域を除く)または3大都市圏外の地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の19第1項に規定する指定都市の地域(条件不利地域)に現に住所を有する方
(6)普通自動車運転免許を保有している方(採用日までに取得見込を含む)
(7)Word、Excel等の一般的なパソコン操作およびSNS等を用いる情報発信に必要な一般的な操作ができる方
(8)地方、地域の特性を尊重し、所属団体や地域とのコミュニケーションを積極的に図られる方
(9)地方公務員法第 16条に規定する欠格条項に該当しない方
(10)モリヤマメロンに興味があり、熱意をもって活動する意思のある方