上田市「鹿教湯温泉」の遊休不動産を活用した新規事業創出と観光誘致に挑戦!
- 掲載開始日:
- 2024.10.25
- 掲載終了日:
- 2024.11.30
地域と暮らしLIFE STYLE
長野県上田市はこんな地域
上田市は、人口約15万人の長野県東部の中核都市です。北は上信越高原国立公園の菅平高原、南は八ヶ岳中信高原国定公園に指定されている美ヶ原高原などの2,000メートル級の山々に囲まれており、充実した都市機能を有しながらも、自然豊かな地域が広がっています。古代から信濃国の政治・文化の中心地であり、歴史や文化の趣きが感じられるほか、自然の中でくつろげる温泉地が点在しています。
首都圏から北陸新幹線で約80分とアクセスもよく、また内陸性の気候特性から年間の平均降水量が約900ミリメートルと全国でも有数の少雨乾燥地帯であることなどから、移住・定住先としての注目が集まっています。
特徴1:訪れる人の心を癒す、四季折々の美しい景観
上田市では、美しい風景が四季を通じて楽しめます。春は「上田城跡公園」で約1,000本の桜が、夏は「太郎山」や「独鈷山(とっこさん)」といった地域に根差した里山や「美ヶ原高原」で緑を感じながらのハイキングが楽しめます。秋の「巣栗渓谷」では紅葉が訪れる人を魅了し、冬には「菅平高原」でウィンタースポーツを楽しみながら雪原風景を眺めることができます。
美しさだけではない、豊かな森林資源と持続可能な暮らし
上田市の森林は総面積の約72%を占め、地域の生態系や住民の生活に深く根ざした存在です。アカマツやカラマツを主体とした人工林が広がり、持続可能な林業の推進が求められています。戦後に植林されたこれらの人工林は、地域資源としての重要性が増しており、今後の林業生産への取り組みが急務です。
また、住民の多様なニーズに応じた森林整備が必要とされ、松くい虫被害への対策や樹種転換が進められています。これらの取り組みを通じて、上田市に移住することで自然豊かな暮らしを享受しながら、地域資源の保護にも貢献できるでしょう。上田市の自然は美しいだけでなく、地域の人々の生活とも密接に結びついており、持続可能な暮らしの実現に向けた地域住民の努力が続いています。
特徴2:歴史文化が溢れるまち
上田市にある塩田平地域は、「信州の鎌倉」といわれ、安楽寺にある「国宝」指定の木造八角三重塔をはじめ、多くの歴史的建造物、史跡が残されています。
また、戦国時代に名を馳せた智将・真田氏の発祥の地としても知られており、徳川の大軍を2度も撃退した上田城跡や上田城築城以前の真田氏の館跡など、真田家の歴史や功績に触れ合うことができます。
江戸時代には北国街道の宿場町としても栄え、その面影を残す「柳町」は、人気スポットの一つです。
特徴3:野菜や果物がなんでも美味しい
上田市は、「降水量が少ない」、「日照時間が長い」、「1日の寒暖差が大きい」という気候の特徴を持つため、高品質で多種多様な農作物の栽培に適しています。この環境に魅力を感じ、上田市で農業を始める方も多く、きゅうり、トマト、りんご、ぶどうなど何を食べても美味しいところが自慢です。
特徴4:歴史と癒しが融合する鹿教湯温泉と上田市の名湯
上田市には、鹿教湯温泉をはじめとする魅力的な温泉地が数多く点在しています。鹿教湯温泉は、文殊菩薩が鹿に化身して猟師に教えたという伝説を持つ湯治場として知られ、弱アルカリ性の柔らかな湯が特徴です。神経痛やリウマチ、関節痛などに効果があり、古くから「杖いらずの湯」として評判を集めています。飲泉も可能で、整腸作用や便秘改善などの効能もあります。
さらに、市内には、無料で足湯を楽しめるスポットも用意されており、気軽に温泉の癒しを体験できるのも魅力です。また、上田市には信州最古の別所温泉や文豪武者小路実篤が逗留の地としてこよなく愛した霊泉寺温泉、武田信玄の隠し湯として知られる大塩温泉など、歴史的背景のある温泉地も多く、移住後には様々な温泉を巡って楽しめます。
特徴5:先進的な仕事・創業支援・テレワーク環境
上田市では、「+519worklodge(ぷらす ごーいちきゅー わーくろっじ)」や「浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)」など、テレワーク支援施設や創業支援プログラムを提供し、新しい働き方やビジネスの形を模索する人々にとって魅力的な地域を目指しています。「+519worklodge」は、テレワークに必要な設備を完備しており、周辺の自然を目にしながら仕事ができるコワーキングスペースなど、フレキシブルな働き方をサポートしています。また、「AREC」では、創業に向けた多面的なサポートを行っており、先輩創業者とのネットワークづくりや女性のための創業支援にも力を入れています。
特徴6:充実した暮らしの環境
買い物環境
上田市では、日々の生活に必要な買い物から、特別な日のためのショッピングまで幅広いニーズに応える多彩な買い物施設があります。市内中心地には2つの大型ショッピングセンターがあり、地域住民はもちろん、近隣からの訪問者からも人気です。さらに、市内の各地域には農産物直売所があり、地元で採れた新鮮な野菜や果物、特産品などを手に入れることができ、地域の食文化も楽しむことができます。
教育環境
上田市には、小学校24校、中学校12校、高校7校、大学・短大4校、そのほか専門学校等があり、多種多様な学習を選択することができます。図書館も充実しており、上田駅前にある「情報ライブラリー」は、平日は午前10時から午後8時30分まで開館しているので、子どもから大人まで幅広い年齢層の学びの場として機能しています。
また、上田市立美術館で行っている「子どもアトリエ」では、子どもたちの考える力や創造する力を育むプログラムを多数行っており、学校以外での感性を磨く学びの場も提供しています。
子育て環境
家族に優しい環境が整っており、「結婚~子育て応援サイト うえだ家族」を通じて、子どもたちが健やかに成長できる支援策を多数提供しています。例えば、子どもの医療費については、高校生までの医療費が無料になる支援があり、家計への負担軽減に役立ちます。「子育て支援センター」や「子育てひろば」は、無料で利用でき、子育て支援コーディネータ―がいるので子育ての悩み相談も受け付けています。
医療・福祉環境
上田地域の基幹病院である「信州上田医療センター」をはじめとして、病院数は10施設以上、診療所も100施設以上あり、病気やケガ、入院が必要な時も頼りになります。「ひとまちげんき・健康プラザうえだ」では、健康づくりの拠点として健康増進のための様々なプログラムが実施されており、市民の健康維持をサポートしています。
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先輩移住者の声
東京から上田市に移住した春野さん一家
‐上田市に住むことになったきっかけは何ですか?
自然の豊かな地方で仕事をしたいという思いがあり、東京で地域の課題などを学ぶ学習会に参加していました。そんな中、仕事でお世話になっていた東御市の契約農家さんのところに農業体験で訪れる機会があり、ひと目でこの地域が気に入りました。上田市にお店を出すことに決めたのは、街なかでお店を開きたかったのとインターネットで商店街の空き店舗に気に入った物件を見つけたからです。
‐上田市に住んでみて良かったことは何ですか?
こんなに青くてきれいな空は、東京では見たことがありませんでした。毎朝、家から見える太郎山を眺める度に幸せを感じています。最近、義母も上田が気に入り、名古屋からこちらに移住して来ました。今は、妻と義母の3人暮らしですが、来年子どもが生まれる予定で、もうすぐ4人暮らしになります。
‐上田市に住んでみて困ったことはありますか?
街なかに住んでいるので、買い物などで不便を感じたことはありません。東京と違って商店街や地域の活動はありますが、皆さん温かい方ばかりなので、楽しんで参加しています。想像していたよりも、住んでみて良いことのほうが多いですね。
移住者さんに聞きました 上田市の好きな6のこと
移住支援制度
仕事内容MISSION
募集の背景
上田市の丸子地域にある「鹿教湯温泉(かけゆおんせん)」は、古くは江戸時代より湯治場として栄えてきた環境省指定の国民保養温泉地であり、全国飲泉番付でも“東の大関”の湯として知られています。
町並みとしては昔ながらの湯治場の趣を残しつつも、温泉効果を医学的に利用するための病院をはじめランニングやウォーキングのコースも豊富で、日本三大文殊の一つとされる文殊堂や国内では珍しい屋根付きの木橋である湯坂・五台橋など歴史深い建築物もあることから、全国あちこちから年間約30万人もの観光客や湯治客が訪れます。
また最近では、スイーツ店の新規出店や酒屋のリニューアルにより女性客なども徐々に増えてきていますが、未だコロナ禍前の状況まで賑わいは戻っていない状況です。更に昔からの商店や飲食店ではコロナ禍以降の人手不足と高齢化が進んでおり、観光客へ十分な選択肢を与えられていない状況があります。今後、空き店舗等を活用したさらなる新規出店者の確保と、後継者不在の飲食店等の事業承継も必要とされています。
このたびは、上田市地域おこし協力隊設置要綱(令和3年3月30日告示第67号、以下「設置要綱」といいます)に基づき、鹿教湯温泉観光協会・鹿教湯温泉旅館協同組合と連携し、地域への観光誘客を図るイベント等の運営及び空き家・空き地等の遊休不動産を利活用した新規事業の創出を担う地域おこし協力隊の募集を行います。なお、今回募集を行う地域おこし協力隊員は「鹿教湯温泉活性化コーディネーター」として活動します。
活動内容
■イベント等による観光誘客に係る活動
・観光協会等と連携したイベントやマルシェ等の企画、運営
・丸子地域で開催されるイベントへの参画、運営サポート
・鹿教湯温泉の歴史・文化及び地域資源の整理、情報発信
・県内外における観光PR実施及び関係人口の構築 など
■遊休不動産の利活用に係る活動
・観光協会等と連携した空き家・空き店舗・空き地情報の掘り起こしと可視化
・遊休不動産の所有者や利活用希望者からの相談受付、対応
・宅建事業者や工事業者等との連携、調整
・遊休不動産の利活用事業の企画、検討 など
■その他の活動
・月次報告書の提出、研修・活動報告会への参加
・地域行事やコミュニティ活動への参加など
採用予定人数:1名
受け入れ体制・環境
上田市では、現在13名の隊員が各地域で活動しています。
OBOGも含めると多くの隊員が市内に定住しているので、活動に関してだけでなく暮らしに関する相談もしやすい環境です。
求めている人物像
特別な資格は必要ありません。
上田市のために何かしたいという思いと、最後までやり遂げる責任感、そして自らの意思で新しい道を切り開いていく推進力のある方を求めています!
- 地方創生や地方活性化に関心がある方
- 遊休不動産活用や事業承継マッチングに関心がある方
- 地域住民や関係団体等と柔軟なコミュニケーションがとれる方
- 人と接することが好きで、人の話に真摯に耳を傾けられる方
- 上田市に定住してプロジェクトを継続する意思がある方
- 起業や就業を目指し、本市と共に意欲的に取り組む意思がある
下記の方は優遇いたします。
不動産業やデザインの経験がある方
地域おこし協力隊卒業後について
協力隊で行う事業や方向性をご自身の意向に沿って、退任後の事業を検討いただくことになります。
【卒業後イメージ】
・設計事務所を開業し、店舗設計や空き家等のサブリース事業を行う
・不動産会社を開業し、空き家等のマッチング事業を行う
・空き家等を活用したチャレンジショップ等を開設し、創業相談窓口を運営
・地域の商店や飲食店等を継業する など
フォトギャラリーPHOTO GALLERY
募集要項RECRUITMENT
- テーマ(地域課題)
- 観光・ツーリズム
- 雇用形態
- 会計年度任用職員
- 業種
- その他
- 使用するスキル
- 広報・PR ライティング イベント運営 写真撮影 不動産関連 企画
- 募集職種
-
地域おこし協力隊
鹿教湯温泉観光協会・鹿教湯温泉旅館協同組合と連携し、地域への観光誘客を図るイベント等の運営及び空き家・空き地等の遊休不動産を利活用した新規事業の創出を担う地域おこし協力隊
- 働きやすさ
- 未経験OK 年齢制限なし
- 待遇
- 住居支援あり 社会保険あり 交通費支給あり
- 地域特性
- 山 川 温泉 涼しい 買い物環境充実 子育て環境充実 教育環境充実 住まい支援制度 子育て支援制度
- 給与
-
月給 26.6万円 ~ 26.6万円
- 受動喫煙対策
-
対策済み(禁煙)
- 勤務時間
09:00~17:00(うち休憩1時間)
1週間あたり4日(28時間)程度
※活動の実態に応じて始業時間及び終業時間をご調整ください。- 休日
- 土曜日・日曜日・祝日
・イベント等で時間外業務や休日出勤が発生する場合は別日に振替。
・年次有給休暇を利用することができます。
・夏季休暇など年次有給休暇以外の休暇を利用することができます。 - 福利厚生
-
■住居
・隊員の住居費(家賃)は、予算の範囲内で市が負担します。
・住居に係る光熱水費等は自己負担とします。
・転居に係る旅費や経費については自己負担とします。
■活動経費
・活動には公用車を使用できますが、通勤や日常生活では自家用車をご利用ください。(別途、通勤手当あり)
・活動で使用する機器・機材は貸与されます。(ただし、持ち出し不可)
・その他、活動に必要な消耗品費や旅費等については、予算の範囲内で市が負担します。
■社会保険
・健康保険(共済保険)加入
・厚生年金保険加入
・雇用保険加入
・非常勤職員等公務災害補償加入又は労災保険加入
■兼業
・可(ただし、市の承認が必要)
■その他
・携帯電話は自己所有の物をご利用ください。 - 契約/試用期間
鹿教湯温泉活性化コーディネーターは、上田市の会計年度任用職員として上田市長が任用します。
採用期間は、令和7年度の任用日から令和8年3月31日までとします。ただし、年度ごとに再度任用の可否を判断し、最長3年間活動することができます。
任用時期:令和7年4月1日- 選考プロセス
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①カジュアル面談(WEB)
・株式会社LIFULLの担当がWEB面談を行います。
・志望動機やこれまでの経験等を聞き取りいたします。
・上田市への質問や確認事項等を聞き取りいたします。
②応募用紙受付
・必要書類を送付いただいて、正式に応募したものとします。
③書類選考
・応募書類等をもとに上田市にて選考を行います。
・選考結果はメールでお伝えします。
④担当者面談(WEB)
・書類選考合格者を対象に、上田市の担当者とWEB面談を行います。
⑤おためし地域おこし協力隊(現地)
・面談実施者を対象に、上田市にて2泊3日のおためし地域おこし協力隊を行います。(12/20~12/22開催)
・現地までの往復交通費は実費となりますが、宿泊費及び現地内移動費はLIFULLにて負担いたします。
・参加を推奨しますが、必須ではありません。
⑥最終面接(現地)
・選考通過者を対象に、上田市内にて面接を行います。
・実施場所や日程等の詳細については、選考結果を通知する際にお知らせします。(1月下旬予定)
・面接時には必要書類を持参いただきます。
※交通費等に関しては自己負担とします。
⑦最終結果の通知
・選考終了後に、結果を文書で通知します。(2月上旬予定)
勤務地
住所
長野県上田市大手町一丁目11番16号
デスクは丸子地域自治センター 丸子産業観光課に設置予定です。
※研修等のため上田市外で活動をすることもあります。
応募条件TERMS
- 募集学歴
- 不問
- 募集年齢
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不問
- 募集経験年数
- 未経験可
- 応募条件
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・現在、三大都市圏をはじめとする都市地域(過疎、山村、離島、半島などの条件不利地域を除く)等に住所を有する方
・令和7年4月1日までに生活の拠点を上田市に移すとともに上田市に住民票を異動することができる方
・任期終了後も上田市に居住する意向のある方
・地方公務員法(昭和25年法律第261号)第16条に規定する欠格事由に該当しない方
・普通自動車運転免許を有している方、又は取得予定の方
・パソコンの一般的な操作及びSNSの活用ができる方