チャレンジを応援する下川町。ワンストップ移住窓口から直近5年で100人以上移住。
- 掲載開始日:
- 2022.07.14
- 掲載終了日:
LOCAL MATCH事務局のおすすめポイント
- 下川町は、過去5年間に100人以上もの方が移住を決めた人気エリア
- 様々な暮らし方を実現している先輩がいる
- 町民が企画するイベントが盛んで活気のある町
相談窓口情報ABOUT
下川町産業活性化支援機構 タウンプロモーション推進部
仕事、家、子育てなど、ワンストップ相談窓口で移住をサポートしています
人口約3,000人の小さなまちですが、20代から40代を中心に直近5年で100人以上移住して、活気にあふれています。
憧れの暮らしに挑戦している人や起業して好きなことに夢中になる人が多いことが、理由の一つではないでしょうか。
毎月開催する町民交流会をきっかけに自然と仲間づくりができるので、移住後も安心。
町民同士で誘い合い、季節の遊びをすることも多いので、興味があるお誘いやイベントには、ぜひ行ってみてください。
当日の流れ
- 下川町の概要紹介
- 相談(ざっくばらんにお伝えします)
- 今後の進め方など
※対面の場合は町内をご案内可能です。(2〜6時間)
こんな人におすすめ
- 挑戦したい暮らしがある
- 子育て環境について知りたい
- 仕事・家について相談したい
料金・申し込み方法FEES & REGISTRATION
- 費用・支払い方法
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無料
- 申し込み方法
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- 「エントリー」からお申し込み。
- エントリー受付後、担当者からご連絡差し上げます。
- 注意事項
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- キャンセルされる場合は、事前にご連絡ください。
- オンライン相談会はZOOMを使用します。事前に登録ください。
地域と暮らしLIFE STYLE
北海道下川町はこんな地域
「やってみたい」が叶う町で、あなたの夢を追いかけませんか?
北海道第2の都市、旭川市から北へ100kmの辺りに位置する下川町は、約3,000人が半径1kmの中にぎゅっと暮らしています。
便利な大型ショッピングモールや映画館などはないですが、町民企画のイベントが年中たくさんあって、忙しいくらいです。
自分の「やってみたい」ことを叶えるために、宿を一から作った人や、移動映画館に挑戦する人、薪のある暮らしを始めた人、馬を飼いながら暮らす人までいるんです。
だから、あなたの「やってみたい」も本気で叶えようと動けば、応援してくれる人がたくさんいますよ。まずは一歩踏み出してみませんか?
先輩移住者の声
旅をして、自然の中で暮らす。
自分のやりたいことをやると決めたんです。
「・・・今日は風が強いよね。こないだとなりの小屋の屋根が飛びそうになったんで、さっきまで見回りに行ってたんだよ。それにしても、一気に冬がきちゃいそうだね。」 静岡県三島市で生まれ、動物や植物が好きで東京農業大学で学び、卒業後は養蜂を実践・研究する企業に勤めた。独立する前に世界を見てみようと、5年かけて世界1周の旅をしてきた栗岩さんは、下川町に錨を下した。エキゾチックで、ほぅっと心の奥底が整うような不思議な空間に、下川に移住してくる「ヨソモノ」たちは、真っ先に魅せられ、心のよりどころにする。
動物と自然に囲まれて、旅をしながら暮らしたい
下川に移住を決めたのは、世界一周の旅の最中でした。もう5年も終わりのないような旅をしていたのですが、日本に帰ろうと思って。どこに帰ろうかと考えていたときに、古い友人が住んでいた名寄市を思い出したんです。滞在していたリスボンから「名寄の近郊で、自然が豊かな場所で暮らしたいから探しておいてくれ」と葉書を書いて。「下川に3つほど空き家が見つかったよ」という返事をもらって、下川に来ました。3つの家のうち、この家に即決して暮らし始めました。当時はまだ世界の絵は珍しかったのか、絵を売ったり、個展をして稼いでましたね。あとは、農業の手伝いとかして。でもそのうち絵も売れなくなってきて、どうしようかと思ったときに、ウチのやつが「レストランにしたら」って。こんなところにレストランなんかやって、人なんか来るのかと思ってたけど、まあ、おもしろいかなと思ってさ。
人がやっていないことをやり、新しい文化を創っていく
そこから、友人も巻き込んでみんなでこの家を改修しました。どうせやるなら、人がやっていないことをやりたかったから、カレー屋にすることを決めて。改修やスパイスにこだわって仕入れていたら、オープン日には、通帳には2万円しかなくてね。お客さんがくるかどうか、すごく不安だったけど、ふたを開けてみたら、下川や名寄の人を中心に、洪水のように人が来て。北海道新聞にも取り上げてもらって、見出しは「発想の転換。離農跡でレストラン」。今も覚えています。当時、本場のインドカレーなんて食べる機会がなかったから、残していく人も多かったよ。カレーがスープみたいだから食べなれてないからね。でもそこは妥協しなかったんだ。これは、一つの食文化だから、きちんと紹介したかった。ちなみに、ここのカレーのレシピは、1年間インドで滞在していたときに近所のカレー屋に教えてもらったんだ。代わりに僕はフラメンコギターを教えてあげて。人生の経験って、何がどこで活きるか、わからないよね。
18歳のとき、自分のやりたいことをやる人生を送ると決めた
今はネット社会だから、この店のマスターが世界中を旅していて、写真や絵があるんだって知って来る人も多いよね。インドネシアに行きたいんだけどどこがいいですか、とか聞かれたりして。最近聞いた、リトアニアに行ったっていう人の話はよかったなぁ。100か国くらい行ってると思うけど、まだ知らない国もあるからね。 そう、僕は18歳のときに結核になって、4年くらいサナトリウムで療養していたんです。仲間がどんどん死んでいく中で、もしここを生きて出ることができるなら、自分のやりたいことをやっていこうって決めたんです。それまでは親の言うことを聞く、割といい子だったんだけど、ここで死んだら、何のために生まれてきたのかわかんなくなるなと思って。退院したら「世界中を歩いてみたい」という子どものころからの夢を叶えようと。だから、旅はぼくにとってとても大切なこと。今も冬には1か月くらい店を休んで旅にでます。
世界のどんなに素晴らしい土地に行っても、最後は下川に帰ってくる
下川は、どんどん好きになっていくね。来た直後は、うまくいかなかったらアラスカにでも行こうと思っていたけど(笑)。当時は近所の人がたくさん様子を見に来てくれて、助けてくれたんだけど、その距離感がちょうどよかったんだ。気にかけてくれるけど、干渉してこない。あと、街を歩いている子どもたちがあいさつをしてくれたのも印象に残っているね。子どもが知らない人にきちんとあいさつできる土地っていうのは、いい土地なんですよ。大人の気持ちや姿勢が反映されているってことだから。旅をしていても、そういう土地はついつい長居しちゃうんだよね。僕みたいな旅人にとって「帰ってくる場所」って大切なんです。ここがあるから、旅ができるんです。自分の生きたいように生きると決めて、旅をすること、自然の中で暮らすこと、絵を描いたり文章を書いたり表現することを、どんなに反対されてもやり通してきました。これができるのは、下川で暮らせているから。ここまでやりたいことができたら、人生に悔いはないよね。だから、旅をしていてもふと下川の景色を思い出すときがあります。レストランの裏にある、よく釣りをする川の風景。ああ、またニジマスを釣りたいなって思うんです。
自分の気持ちに正直に
ていねいな暮らしを目指して
生活の中の「今の暮らし、しっくりこないな」という違和感は、時折心の片隅に一筋の煙のように立ち上がってきます。けれど、多くの人は見てみぬふりをしてしまうのではないでしょうか。その煙は、放っておくと無意識のうちに、どんどん心を覆い尽くします。違和感という煙を打ち消し、より良い生き方へ変化するのは、ルーティーン化した日々を壊すことでもありますから、ときに勇気が必要です。札幌出身の藤原さんは、「なんか違うな」という一筋の煙を見逃さず、下川町へ移住してきました。下川暮らしを始めて3年目。どんな違和感を持ち移住したのか、その煙は下川へ来て消えたのか、いまの暮らしぶりを伺いました。
「淡々とやればいいから」。
大学を卒業してから、札幌で公務員として働いていました。残業も多くて、家に帰るのはいつも深夜で。休日も、よく職場へ行って仕事をしていました。休みの日は一週間分の掃除や洗濯をしたり、録画しておいたドキュメンタリーや映画を見たりもしますが、外を出歩く気力と体力はあまりなく、仕事以外で外出することはほとんどなかったように思います。
働き始めてしばらくして、上司から「淡々とやればいいから」と言われたことがありました。当時は「わかりました」と返事をしたものの、虚しさのようなものを感じました。
「日々の時間を費やして取り組んでいるこの仕事は、本当に誰か困っている人の期待に応えるものなんだろうか。自分がやりたいことなんだろうか」と違和感を覚えて、そこから道内外を問わず、4年ほどかけて転職先を探しました。
転職先は、道外・道内こだわらずに5年間くらいかけて探していました。もともと営業のような、需要のないところに需要を作って稼ぐ仕事は好きじゃなかったから、困っている人のためになるような仕事がしたくて、NPOを中心に情報を集めていました。その中で、NPO法人「森の生活」の求人をウェブで見つけて。趣味レベルだけど自然が好きだったし、町の活性化に興味があったし、おもしろそうだなと。さっそく問い合わせて、まずは「みくわの日」という、「森の生活」と町民有志が月に一回開催している森の遊びイベントに参加しました。
同じタイミングで、NPO代表の麻生さんが、町内を案内してくれて。仕事を知るためにもインターンの制度などがあるのか尋ねたら「募集はかけていないけど2月のアイスキャンドルミュージアムで森の焚き火バーをやるから、もしよかったら手伝いに来てください」と提案してくれました。それで、数ヶ月後にもう一度、今度は10日間ほど下川町に滞在したんです。
最初に下川町に来たときに、町民同士の月1の交流会「タノシモカフェ」にも参加しました。そのときに「森の生活」の職員以外の人とも知り合えて「早くおいでよ。『森の生活』以外にも仕事があるよ」と言われました(笑)。下見に行く前は、村八分のような雰囲気だったらどうしようかと不安でしたが、ここなら話しやすい人も多そうだし、大丈夫だなって思えました。
札幌ではできなかった、贅沢な時間の過ごし方
「森の生活」に入ってからは、幼小中高一貫の森林環境教育の企画・運営や、森の体験のガイド、それから町から指定管理を受けている森「みくわが丘」の管理を担当しています。仕事は忙しいですが、フレックス制なので自由に過ごせる時間は札幌にいた時よりも増えました。お気に入りの飲食店でごはんを食べたり、森に遊びに行けたり。札幌でも、森は近いところにあったんです。でも仕事のことがいつも頭にあって、心ここにあらずでした。下川に来てからは、1時間だけ森に行くつもりが2時間くらい過ごしていたりするけど、焦らず「まあいっか」って思える。時間に追われることが少なくなりました。
それに都会だと、目の前に人がいるのにいないかのように振る舞ったりしますよね。あの無機質な感じが好きじゃなくて。飲食店も、ほとんど会話がないまま出された料理より、お店の人と話しながら食事をする料理の方が、美味しく感じられる気がします。今は森に一緒に行く仲間がいるし、ごはんを食べに行ってお店の人と話し込むこともある。下川なら、どこへ行ってもきちんとコミュニケーションを取れるのが、いいなと思います。
下川で出会った人の生き様が背中を押してくれた
下川町に来てからいろいろな人に出会ったけど、手に職がある人が多くて「いいな」って思います。僕の知識は広く浅いから、興味のあることとかワクワクすることに、もっと時間を割きたいなと感じるようになりました。収入を落としてでも、お金にならないことでも、やりたいことをやりたい。その中で、次の動きを探っていく方が有意義な時間かなって。だから、最近はわがままを聞いていただき、週3勤務に変えてもらいました。
自由な時間でやりたいことは、いっぱいあって……まずは、木工。これという作品を作りたいわけではなくて、木工作業の手伝いを通して、何か作れるようになりたいです。そうすれば稼がなくても必要なものを自分で作れて、生きていけるんじゃないかなって。それに、お世話になっている人の役に立てたら楽しそうだな、と。
あとは、苔。苔が好きで何かしたいなと思っているんですが、動き出せずに中途半端になっちゃってるんですよね。だからまずは、苔をもっと勉強して、理解を深めたい。地衣類、石も勉強したいし……動物や鳥も観察できるようになりたいですね。この時間、この場所に行ったら、どういう動物が観察できるのか、分かるようになったらもっと楽しいだろうな。
それから自分の日常生活を楽しみたいです。もう少し料理や洗い物や掃除を小まめにして、湯船に浸かる日を増やして、草ぼうぼうの庭に食べ物を植えて、映画を観て、ゲームして、読書して……などなど。
忙しさを理由に、できていなかった自分らしい贅沢な日常を、これからは過ごしていきたいですね。ゆとりの中で生まれたアイディアを、次のやりたいことにつなげていきたいんです。
札幌だと、そういう暮らしをするのがなんとなく不安で、できなかったんですよね。仕事を減らして、好きなことに時間を割くという生活が、人の道から外れてしまうような感覚があって。でも、下川に来てから「そんなことないな」って思えるようになりました。どこを歩いても、道になるんだろうなって。新しい価値観をもらえたから、不安に感じることは少なくなりました。きっとなんとかなるだろうなって、今は思います。
移住支援制度
所在地
住所
北海道下川町共栄町1-1まちおこしセンター「コモレビ」
アクセス
JR 宗谷本線 名寄駅よりバス・車で20分