協力隊員50名超えの小さな村で、多様な移住者のサポートを一緒にしませんか?
- 掲載開始日:
- 2024.09.02
- 掲載終了日:
- 2024.10.31
地域と暮らしLIFE STYLE
岡山県西粟倉村はこんな地域
西粟倉村は岡山県の北東端、鳥取県と兵庫県の県境に位置する人口約1350人の小さな村で、年間を通じて冷涼な気候、四季折々の自然の魅力に溢れています。
2004年に市町村合併せずに村として存続することを選択し、村の面積の93%を占める森林を次世代に引き継ぐべく「百年の森林構想」というビジョンを宣言。「百年の森林に囲まれた上質な田舎」の実現のため、村ぐるみで林業再生に取り組んできました。これらの取り組みが幹となり、再生可能エネルギー事業や多様なローカルベンチャーの創出など様々な枝葉が成長しつつあり、地域全体も活気に溢れています。
熱意ある移住者(起業家精神が旺盛な方々)たちと住民が協力し合いこれらの政策を進めた結果、現在では移住者も村の人口の約20%になっています。村では毎年40名前後の転入がある中、移住者の先輩の中には仕事面だけでなく生活面でのサポートをしていただいている人もおり、地域全体で人材を活かす、という流れが出来始め、持続可能な地域づくりへ向けた取り組みを続けています。
特徴1:アクセスとインフラについて
生活に車は必須ですが、高速道路もあり都市部へのアクセスが良いです。
大阪、神戸までも電車・車ともに1時間半〜2時間程度で出られます。
<鉄道駅>
智頭急行智頭線 西粟倉駅、あわくら温泉駅
<近隣の都市>
・岡山県の隣町(美作市大原町):車で10分程度―コンビニあり
・鳥取県の隣町(智頭町):車で20分程度―ドラッグストアやスーパーなどあり
・兵庫県の隣町(佐用町):車で20分程度―ドラッグストアやスーパーなどあり
・鳥取市:車で40分程度―大きな買い物、外食などが可能
※村の中心部を起点とした時間
※いずれも鳥取道(無料高速)を利用した場合
また、村のインフラ施設等については下記の通りです。
・「あわくら会館」と呼ばれる村役場や図書館などを一体化した交流拠点施設
・下水道100%完備
・ひかりインターネット回線あり(モバイル回線は個々の使用状態によります)
・学校(保育園、幼稚園、小学校、中学校)
・病院(診療所、歯医者、助産所)
・各種公園、福祉施設などあり
特徴2:自然豊かで、キャンプ場や原生林にすぐに行ける!
村内は森林資源が豊かで、プライベートキャンブ場「森喫」など、近隣地域を併せて様々なキャンプ場があります。
また、自由に散策できる「若杉原生林」と呼ばれる中国地方有数の天然樹林があります。原生林は「森林浴の森日本百選」に選ばれました。
特徴3:「自ら体験していく学び」を軸にした教育プログラム!
村を学びの場としてプロデュースしていく団体、「一般社団法人Nest」が主導し、課外活動など、子どもたちが将来やりたいことを実現できるようにするプログラムが多数提供されています。また、2024年3月には、居場所づくりのための拠点「Pocket」を創設しました。
その他にも、地域の「課題・願い」を、地域外の企業と連携し、西粟倉村をまるごと実証フィールドとしてコーディネートする、「一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所」では、レーザーカッターや3Dプリンタ等を活用した、むらの工作室も開かれており、多数の学びの場が複数事業者によって提供されています。
特徴4:新規移住者も安心できる環境づくり
西粟倉村の移住者数は、村の人口(約1350人)の20%程度を占めます。
地域の人も移住者に慣れていて、先輩移住者が新規移住者をサポートする体制が自然に作られ、移住者主催によるイベントが活発に行われることで、村民の間で交流する機会や場所が非常に多く提供されています。
具体的には、温泉・レストラン付きのゲストハウス「あわくら温泉 元湯」は、移住者が集まる交流拠点に。「安全第一公園」のような貸しレンタルスペースや、子どもたちの居場所づくりのための拠点「Pocket」では、毎週決まった曜日に地域食堂も開催され、多世代が交流する場所が形成されています。
特徴5:移住者の方々による新しいカフェや交流施設が多数あり
西粟倉村では、ローカルベンチャーと呼ばれる、地域で新規に事業をおこす方々を応援する施策を実施しており、これまでに70もの事業を創出してきています。
先ほど述べた交流施設以外にも、カフェレストラン「base101%」、古民家カフェ「ARU NO MORI」等、数多くの先輩移住者の方が運営するお店があります。
参考になる動画
上質な田舎へ〜これまでの10年、そして〜 (西粟倉村) 【特集】人口の約1割が移住者 岡山・西粟倉村で見つけた田舎暮らしの魅力とは(KSB瀬戸内海放送)
先輩移住者の声
50年先も今ある森林を守り継いでいくという村の宣言と、多種多様な人が集まり続ける空気に惹かれて移住しました。若い世代の移住者も多く、それぞれ多様な仕事やライフスタイルを送っていて、お互いサポートし合いながら生活しています。また地域の方々も多才でフレンドリーな方が多い印象です。元々山歩きや植物が大好きなので、山に囲まれて過ごせること、少し足を伸ばせば中国山地の山々や森林を楽しめることに魅力を感じています。
移住支援制度
仕事内容MISSION
企業紹介
2004年に平成の大合併を拒否し自主自立の地域運営を行うことを決めた西粟倉村。2008年から取り組んできた、地域の資源を最大限活用し活かしていく「百年の森林構想」、新たな起業家を創る「ローカルベンチャー事業」、他にも再生可能エネルギー事業(小水力発電、バイオマス発電等)をはじめとした、様々な取り組みに全村をあげて挑戦しています。
現在では、森林を軸とした村独自の施策も根付きつつ、多分野にも広く展開しています。一方、地域を取り巻く環境は他の過疎地域と同じであり、人口減少や少子高齢化、人手不足、住宅不足などに悩まされ、持続可能な地域、社会づくりを目指す上での課題は未だ山積みです。
「百年の森林構想」から約15年、数々の失敗と成功を繰り返す中で地域の移住者層は2割弱となり、これからの地域の大切な力となる、「人」を大切にする、そんな事業を展開していきたいと考えています。
事業内容
今回募集する総務企画課では、現在「移住者の受け入れにかかる総合的な窓口」を担っています。
一つは、地域おこし協力隊制度を活用して移住する人をはじめとする、地域外の方からの受け入れを行うだけでなく、移住後の様々な面での「ケア」を行うことを大切にしています。それは、日々の生活や仕事に関する相談であり、事業の壁打ちなど移住者一人一人によってそれぞれです。
村では定期的な研修は重ねてきましたが、移住者が多様化し、数が増えたきたここ数年、うまくサポート体制を構築することができなかった一面もありその反省から、移住者のwell-beingをより高め、村に来て良かったと思えるサポートをすることを組織として目指しています。
本村における「強み」は、これまで15年間積み重ねてきた移住者の受け入れに関するノウハウがあること、そして地域に頼りになる先輩方が多くいること、これまでの村を支えてきた起業家たちが新たに人を村に呼び込んできている、という点が挙げられます。
これまでの西粟倉村で積み重ねてきた歴史を大切に、私たち行政が主導で舵を切るのではなく、地域の方がより良い事業が実施できるような環境づくり、企画設計を心がけていいます。
様々な事業や繋がりをどう行政としてサポートできるか、日々そこに挑戦し続けています!
地域おこし協力隊とは?
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期はおおむね1年から3年です。
\こちらもご確認ください/
地域おこし協力隊について
地域おこし協力隊~心得・ポイント解説~動画
なお、協力隊の応募にあたっては、地域要件を満たしていなければいけません。
詳細はこちら下部からご確認ください。
活動内容
★募集ポジション・業務内容★
地域外の人材を活用した地方創生事業、具体的には地域内人材と地域外人材をつなぐ、企画系の仕事とそれに付随する事務系の仕事を想定しています。より、詳細な業務は以下の通り。このほかにもご希望に合わせて担当業務を決めていきたいと考えています!
① 協力隊員や移住者、多様な人材の活用にかかる一般事務、企画
→協力隊インターンの導入検討、採用募集活動、等
② 協力隊員をはじめとする移住者の方を迎えるための環境整備
→地域全体の調整、受け入れ側に対する研修など
※ 正職員とセットで実施
※ 移住者目線だからこそわかる気づきと距離の近さを活かす
受け入れ体制・環境
・役場職員が全体で40名程度と、コンパクトかつ一人一人が受け持つ事業が数多く動いているため、意思決定が早い職場です。また、年代も比較的20〜30年代が多い職場となっています。
・一人一人の職員がプロジェクトを持っているため、交渉次第で多様なプロジェクトを部署を超えて実現可能です。
・移住者が村の人口の2割近くとなっており、職場内だけでなく村全体として受け入れてもらいやすい環境です。職場内以外にも多様な方から刺激を日々受けることができます。
・職場のある「あわくら会館」では数多くの移住者がコワーキングスペースとして利用しているため、日々色々な人と話をする機会が多くあります。加えて、木が大量に使われている施設のため、「木の温もり」を感じることができ、リラックスして業務にあたることができます!
求めている人物像
以下の項目に該当する方はぜひご応募ください!
何よりも、最後までやり遂げる責任感、そして自らの意思で新しい道を切り開いていく想いのある方を求めています!
- 自分の成したい目標がはっきりし、野心があり、それを成し遂げたいと努力をし続けている人
- 西粟倉村が挑む地域創生の最前線に「自分も参画してみたい」「自分自身も地域でチャレンジしてみたい」、他にも圧倒的な学びに対する意欲がある人
- 自らの故郷で地域資源の価値最大化を目指す事業の実践したいというようなイメージを持つ人
- 問いを考え続けたり、複雑な問題を分析することが得意な人
- 課題解決能力があり、抽象度の高いものを具体化し言語化ができる人
- 様々な人と話すことが苦にならない人
地域おこし協力隊卒業後について
卒業後も継続して本業務に役場関係者として携わっていただく、もしくは業務委託として関係を持っていただくことを想定しています。
協力隊員の先輩の中には、起業される方、研究職に就く方、様々な方がおられますが、役場で直接活動された隊員の多くは任期終了後も継続して村に何らかの形で関わっていただいています。
任期中には副業を許可しているので、日々の業務を行う中で様々なチャレンジをしていただき、ご自身にあった進路を選択することができますし、それを村としても応援したいと考えています。
職場の先輩の声
総務企画課 職員
「西粟倉村」って何か噂にも聞いてましたが、沢山面白い人が活動してると聞いて仕事内容というより、「こんな面白い人たちと仕事ができる機会は他にはない!」ということで応募しました。
仕事内容としては、細かい事務作業もありますが、①地域内で活動している移住者の活動を日々確認しに行くこと、②困りごとがあればそれを解決するために必要な行動をすること、③移住者向けの研修や交流会を企画すること、などがメインです。
月に数回は地域外の事例を視察し、移住者の皆様にとって、より良いサポート体制の構築を考えています。
この仕事の面白いところは、いろんな人の顔を見られることです。役場の多くは相談者を待ち、広がりにくい関係性が多いですが、今の仕事では自分でいろんな人と関係を作ることができ、地域の色々なことに精通することができます。
大変なところは、移住者一人一人の事情がそれぞれ違って複雑なところです。コミュニケーションが得意な人、引っ込み思案な人、様々な方がおり、それらの方々といろんな場面で対話し、ニーズを聞き出して、個々人のより良い村生活を実現することを目指しています。最近、「大人の居場所づくり」的な言葉で自分の仕事を表現することもあります。教育事業に関心がある人もマッチするかもしれないです。
一人でサポートを行うことは難しいので、役場や地域のメンター役、先輩移住者など一緒に、地域を盛り上げていきましょう!
フォトギャラリーPHOTO GALLERY
募集要項RECRUITMENT
- テーマ(地域課題)
- 場づくり
- 雇用形態
- 業務委託
- 業種
- 官公庁
- 使用するスキル
- 広報・PR ライティング マーケティング 企画 事務
- 募集職種
-
地域おこし協力隊
村内で活動する移住者の方々をサポートし、事業を加速させるコーディネーター
- 働きやすさ
- 副業・兼業の仕事 起業を見越した仕事 リモートワーク 未経験OK 40代歓迎
- 待遇
- 副業可能 社会保険あり 交通費支給あり
- 地域特性
- 山 川 温泉 涼しい 積雪あり 小さな町 子育て環境充実 教育環境充実 移住支援制度 子育て支援制度 起業支援制度
- 給与
-
年収 360万円 ~ 420万円
月給 30万円 ~ 35万円
- スキルやキャリアに応じて応相談
- 受動喫煙対策
-
対策済み(喫煙室あり)
- 勤務時間
8:30〜17:15(休憩1時間)を基本とする
- 休日
- 完全週休2日制(土、日)
祝日
夏季休暇
年末年始休暇
を基本とする - 福利厚生
-
・活動経費
消耗品費、活動・研修旅費等は予算の範囲内で村が負担。
・活動保険への加入あり
・住居などについては域内の不動産業者を案内 - 選考プロセス
-
① 担当によるカジュアル面談(オンライン)
② 書類選考
③ 事業責任者による面接の実施(オンライン、④と同時も可)
④ できる限り現地への訪問、希望に合わせて業務の体験など
⑤ 内定
勤務地
住所
岡山県西粟倉村影石33-1西粟倉村役場
アクセス
智頭急行 智頭急行線 西粟倉駅 徒歩 20分
応募条件TERMS
- 募集学歴
- 不問
- 募集年齢
-
不問
- 募集経験年数
- 未経験可
- 応募条件
-
・総務省が定める条件不利地域以外に居住(住民票がある)の方
・採用後、生活の拠点を西粟倉村に移すと共に西粟倉村に住民票を異動することができる方
・普通自動車運転免許を有している方、または取得予定の方