地域と暮らしLIFE STYLE

長野県飯島町はこんな地域

飯島町は長野県南部の伊那谷エリアに位置し、西は中央アルプス、東は南アルプスに囲まれた「ふたつのアルプスが見えるまち」です。
高速道路と鉄道が通っており、まちの端から端までは車で約15分、人口約8900人の自治体です。

春には残雪と新緑、秋には紅葉と、四季折々の美しい山々の景色を楽しむことができます。
夏はカラッとした気候で、朝晩はエアコンがなくても過ごしやすいです。
冬は氷点下10度近くまで冷え込みますが、長野県内でも雪の少ないエリアのため、雪かきは年に数回程度です。
農業が盛んなほか、「花火」や「わら細工」といった日本の伝統を担う職人が活躍する町でもあります。
町内には4つのキャンプ場を有し、登山などのアウトドアも楽しめます。
車は必須ですが、近隣には24時間営業のスーパーやホームセンターといった商業施設、総合病院もあるため、日常生活に大きな不便を感じることは少ない場所です。

特徴1：山を愛し、山を楽しむ。「小学生向け登山」に「アロマ」も。

「ふたつのアルプスがみえるまち」である飯島町には地域の山々を愛する人たちが暮らしています。
山林の保全やハイキングを楽しむサークルとして「いいじま森の会」「南駒里山クラブ」などが活動し、町民によって整備された登山道がある「傘山」では、小学生から参加できる登山イベントも開催されています。
また、自生している「クロモジ」という低木を活用したアロマやハーブティーなど、山を身近に感じられるアイテムの開発にも取り組んでいます。

特徴2：アウトドアも、文化体験も、ローコストで楽しめる！

水遊びができる川、ワンコインで利用できるプール、春から秋にかけて各地区で開催されるお祭りでは花火が上がり、自宅の庭でBBQをしながらの花火鑑賞。
地域の農家さんの畑で収穫体験もできるので、「野菜作りには憧れるけど、自信がない…」という方も、気軽な農業体験が可能。
行政や地域の方が主催する「しめ縄づくり」や「味噌づくり」といったワークショップは参加費無料のものも。
年間を通して様々なアクティビティをローコストで楽しむことができます。

特徴3：子どもたちの成長を祝い、支えるまち。

5か月健診終了後に「絵本」が贈られるブックスタート事業、小学校入学時に3色から選べる「ランドセル」の贈呈、1981年から続く飯島町出身の実業家からの「リコーダー」寄贈など、子どもたちの成長の節目に嬉しいお祝いが。
また、ふるさと納税や寄付を活用し、経済的理由で進学が困難な高校生に受験費用を支援する「ひなどり奨学基金(特定非営利活動法人 ひなどり奨学基金)」など、まち全体で子どもたちの成長を祝い、支えています。

飯島町地域子育て支援センター「いいっ子センター」には、遊具やボールプール、砂場や滑り台といった遊び場が充実。
親子で参加できるワークショップも毎月開催されています。
町外の方も年額500円(2025年1月現在)で利用可能。
移住前に地域のママ・パパとの交流ができたり、子育て情報のリサーチにも役立ちます。

特徴4：お祭り・イベント盛りだくさん！花火を浴びる奇祭も！？

桜のライトアップやお花見イベント、全国から花火ファンが集まる水中花火大会。
ギネス認定された1万個の風鈴が並ぶお祭りに、商工会主催の地域密着なお祭り。
フードフェスや音楽フェス、町内サークルの発表の場である文化祭や、地域の作家が集まるハンドメイドマルシェなど、年間を通して様々なお祭りやイベントが飯島町では開催されています。

特にユニークなのは、神社の秋祭りと米俵マラソン。
秋祭りでは、大きな筒から吹き出す花火の下に入り、威勢よく「わっしょいわっしょい」と火の粉を浴びながら、厄を払い、悪疫退散を願います。
米俵マラソンはなんと、本物の米俵を担ぎながら走るマラソン。
米作りが盛んでわら細工の文化が残る飯島町ならではのマラソン大会で、本格ランナーから仮装をして参加するランナー、お子さんまで、幅広い層がエントリーできる大会となっています。

特徴5：地産地消でナチュラルな食、古民家ゲストハウス、就農。移住者さんが活躍。

地元産のそば粉を使用した手打ち蕎麦やガレットを提供するお店。
ナチュラルで素材にこだわった料理を提供するレストラン。
田園風景や山々を眺めながら穏やかな時間を過ごせる古民家ゲストハウス、新規就農など、移住者さんたちの起業も盛んです。
外から来たからこそ気付いた飯島町の魅力に光を当て、移住者さんの感性や技術によって洗練された商品やサービスは、町民にも、観光で訪れた方にも愛され、親しまれています。

子育て中の移住者さん、第二の人生を歩まれている移住者さんなど、ライフステージも様々。
移住者さんとの交流会も開催されているので、夢を実現した経緯やリアルなノウハウを直接聞くことができます。

特徴6：余白を楽しみ、自己実現と居場所がみつかるまち。

飯島町には魅力的な自然や文化がありますが、一方で、都会のような利便性や娯楽はありません。

だからこそ、主体的にクリエイトする情熱や気概を持った人々が、「自治会」「サークル」「任意団体」などの大小様々なコミュニティに集まり、自ら創り上げています。

そして、

「自分ができることは何か」
「自分がしたいことは何か」

そんな視点でコミュニティを選び、属し、技術やマンパワーを提供したりされたりするなかで、自己実現ができる。
コミュニティとの繋がりが深まって、自然と心地よい居場所になっていく。

余白があることを自主創造のチャンスとして楽しむ。
その中で自己実現と居場所がみつかる。
飯島町はそんな生き方ができるまちです。

先輩移住者の声

神座想（じんざそう）さん

【プロフィール】
• 34歳
• 妻、娘2人、お腹の赤ちゃん1人
• 地域おこし協力隊2年目
• 東京都東村山市出身
• 東京では公立中学校の英語教諭として9年勤務
• 2023年4月に飯島町に移住

【移住のきっかけ】
子どもを自然豊かな環境で育てたいという思いと、将来夫婦で宿を開く夢を叶えるため、飯島町への移住を決めました。
約3年かけて移住先を検討し、全国を旅する中で出会ったのが飯島町。雄大な自然、温かい人々、そしてどこかほっとする空気感に心を惹かれ、ここに暮らすことを選びました。

【移住してよかったこと・大変だったこと】
・良かったこと
四季折々の自然を身近に感じながら、心豊かに過ごせる時間が増えました。特に、自然と共に生きる素敵な大人たちや感性豊かな子どもたちとの出会いは大きな財産です。
・大変だったこと
自然との共生は挑戦でもあり学びでもあります。畑や土地の管理は、日々成長する植物たちとの”対話”のようで、苦労しながらもその奥深さを楽しんでいます。

【やりがいや気づき】
飯島町は、小さすぎず大きすぎない絶妙なサイズ感の町。古くから受け継がれる文化や慣習を大切にしながら、新しい挑戦にも寛容で自由な「余白」を持っています。
伝統行事や地域の活動に参加する中で、たくさんの初体験を重ね、人生の新たな気づきを得ました。また、私が取り組む「表現アート」や「英語教育」の活動を地域の皆さんが温かく受け入れ、応援してくれる環境には本当に感謝しています。

【メッセージ】
ぜひ一度、飯島町に遊びに来てみてください！アルプスの絶景、人々の心の温かさ、そしてここに流れる癒しの空気を、実際に感じてほしいです。この町を共に愛し、未来をつくる仲間をお待ちしています。

中村俊二さん

【プロフィール】
・69歳
・妻との二人暮らし
・飯島駅前の「まちの駅いいちゃん」に、まちなか活性化支援員という肩書をいただき、週4日で現在勤めさせていただいています。

【移住のきっかけ】
地方公務員を定年退職し、新たな環境での第二の人生を求めて、山の自然豊かな長野県への移住を決めた。雪が少なく、二つのアルプスが望め、自然豊かで、良い田舎感を感じられる飯島町を移住先としました。

【移住してよかったこと・大変だったこと】
・良かったこと
想像していた通り、少々の事は洗い落としてくれる二つのアルプス等の風景や自然を、1年を通じて味わえる。
そして様々な新たな経験をさせてもらった。薪ストーブ・井戸掘り・サウナ作り・お米の生産等。
・大変だったこと
想像していなかった、自治会長や現在進行中の神社の総代役は大変。

【やりがいや気づき】
現在勤務している「まちの駅いいちゃん」のスタッフとして、まちなか活性化を目的に3年間勤めました。
他のスタッフや地域の方と一緒に、イルミネーションイベントや町民カレンダー作成等様々な事業を行いました。地域の皆さんに喜んでいただいた時は、やりがいを感じさせていただきました。
地域の皆さんは、私が感じている素晴らしい地域環境を、普通の風景として付き合い、その素晴らしさの気づきがない、そんな事を気づかされました。

【メッセージ】
3年間は長い様で、短い様な・・・・・
人それぞれで・・・
やるか、やらないか・・・
どこでお世話になるのか・・・
そんな時間も、しっかり楽しみながら考える。
でも、これまでにない、貴重な体験ができる時間になることに間違はない。
その気持ちを忘れない事が大事だと思います。
お待ちしています。

仕事内容MISSION

企業紹介

地域力創造株式会社は「誰もがやりたいことをできる社会にする」をミッションに、全国で空き家を使った地域創生事業に取り組んでいる会社です。
全国、また地域にはすでにあるもの同士を繋ぐことで新たな価値を生み出すきっかけがたくさん眠っていると弊社は考えます。例えば、地域のお荷物になってしまっている空き家も、見方を変えて関わることで新たな交流の場として機能したり、「地域に貢献したい」という想いがあってもなかなか一歩が踏み出せない方が、チーム組織の一員として関わることで自分の得意分野で貢献できたり。そうやって、地域に必要なモノや人を繋ぎ、新たな価値を生み出す「器」として我々は存在しています。

・地域商社事業
地域商社事業でもすでに地域にある価値ある商品の魅力がさらに多くの方に伝わるよう、地域の名産の掘り起こしからリブランディング、マーケティング、PR、販売を一貫して行うことで、価値あるものをさらに価値あるものへと変え、多くの人に届けていきます。

・空き家を拠点に
弊社は空き家を拠点として活動をしています。地域の空き家をお引き受けし、そこでチームで様々なプロジェクトに取り組みます。ときには弊社メンバーだけでなくインターン生の若者も交えて活気ある空間として様々な出逢いが生まれています。

事業内容

長野県飯島町が掲げる「飯島町地域力創造推進プロジェクト」の実行役として、弊社メンバーや自治体の方、そして地域の方と協力しながら、

「空き家の利活用」
「ふるさと納税強化」
「起業相談」
「移住支援」

など、町の魅力向上や課題解決に取り組みます。

幅広いテーマに対し様々な切り口でアクションするとてもクリエイティブな事業なので、
これまで地域活性に深く関わったことがないという方でも、持ち前のスキルやご経験を活かした働き方ができます。

社内には全国各地で地域活性に取り組む仲間や未経験からのスタートで活躍しているメンバーもいるので、情報交換やノウハウの共有ができ、地域に属しながらも、みんなで前に進んでいく環境です。

活動内容

■ 主な業務

【1】空き家の利活用
・空き家の調査、空き家バンクへの登録
・空き家を認知し活用するまでのサポート
・空き家の修繕、管理

【2】空き家を使った民宿の運営、観光事業
・宿泊営業の運営、委託、管理
・地域資源を生かしたコンテンツの開発

【3】ふるさと納税強化
・商品開発

【共通】
・地域住民を巻き込んだイベントやコンテンツの開発
・情報の発信（instagram、フェイスブック等）


また、将来的な展望として…
【起業相談(事業承継、会員とのマッチング)】
【移住支援(移住相談)】 など。

受け入れ体制・環境

【住居等】
・社宅（空き家）あり
※ご自身で借り上げて居住いただくことも可能

【車両】
・会社より社用車を用意（貸与）
※自家用車を使う場合は、活動で利用する分のガソリン代を会社で負担

【活動に要する貸与】
・パソコン→支給あり（貸与）
※お持ちのパソコンがある場合は、ご自身のPCでも可。
・スマートフォン→なし（一部通信費補助）

求めている人物像

「開拓心」と「コミュニケーション」

新規立ち上げの事業に携わっていただくため、
開拓心を持ち、紆余曲折もスパイスとして捉え、ビジョンに向かって進んでいける方。
これまで長年にわたって地域を守ってきた方や、これから地域を担っていく方など、幅広い年齢層の方と関わる場面において、文化や価値観の違いも柔軟に受け入れ、コミュニケーションを大切にしていただける方。
ご応募をお待ちしております！

地域おこし協力隊卒業後について

3年間の任期満了後は以下を想定しております。
①弊社で培ったスキルを元に地域に根差してご自身で事業を興していただく。
②弊社社員として雇用の元、飯島町もしくは他地域で活躍していただく。
上記のどちらを選択していくかは、プロジェクトに関わる中で相談の上決定してまいります。

職場の先輩

地域活性化起業人 / 大久保美姫華さん

私は飯島町出身で、離れて気付いた町の魅力に惹かれ、カメラマンやイベントオーガナイザーとして、 地域活動への参加や行政とのお付き合いを重ねてきた中で、 現在は地域活性化起業人として故郷にコミットしています。

私には小学生の子どもがいて、首都圏から長野県へ通うスタイルですが、 それでも関わりの深度を深めたいと思わせる魅力が飯島町にはあります。

それは、「人と場の心地よさ」です。

本気で向き合えば向き合うほど、身内や古くからの付き合いのように、 親身になってくれる。仲間にしてくれる。
そして、四季折々の自然の移ろいは何度見ても美しく、 厳しい寒さの冬も、凜とした空気に心まで澄むような感覚になります。

この、温かく美しい飯島町はとても居心地がよく、 飯島町から自宅に帰るときは、ほんのり寂しくなってしまうほどです。

人口も減少傾向にあり、少子高齢化が進む飯島町ですが、 だからこそ関わりしろや伸びしろがあります。
人が溢れる都会では埋もれてしまう技術や能力も、 ここでは遺憾なく発揮できる。

「人と人の距離が近いおつきあい」
「四季を感じながら暮らす」
「自分の力をフルに活かして社会に貢献する」

そんなライフスタイルを目指す方にフィットする町が飯島町だと感じています。
ぜひ一緒に、温かく美しい飯島町を盛り上げていきましょう！

フォトギャラリーPHOTO GALLERY

山を背に、そば畑の中を走る飯田線

理想の子育て環境と夢を叶えられる場所を求め移住した神座さん

セカンドライフの地として飯島町を選び働く中村さん

南信州チームメンバー

手書きの温かみを感じる保全サークルお手製の看板。

クロモジの「除菌スプレー」や、自然木を使用した「クロモジ茶」

中央アルプスから流れる与田切川。夏には親子連れで賑わう。

町から贈られるランドセル

1万個の風鈴が伊那谷の風になびく「信州飯島風街道りんりん祭」

古民家をリノベーションしたゲストハウス

有志が開催した「アニソン×アート」をテーマにしたイベント

外部内部交えて、楽しくリノベーションしていきます。

募集要項RECRUITMENT

テーマ(地域課題)

関係人口

雇用形態

正社員

業種

宿泊業・飲食サービス業

使用するスキル

Excel Word PowerPoint

募集職種

地域おこし協力隊

・空き家の利活用
・空き家の修繕・リノベーション及び管理・運用
・空き家の調査、掘り起こし、空き家バンクへの登録（流通）
・じもと食堂での料理、軽食、喫茶等の提供
・地域住民を巻き込んだイベントの企画・開催
・地域資源を活かした観光コンテンツの開発
・宿泊施設の運営及び管理
・情報の発信（各種媒体・SNS等）
業務内容変更の可能性：無

働きやすさ

40代歓迎

待遇

副業可能 事業承継 住居支援あり 社会保険あり 交通費支給あり

地域特性

山 川 子育て環境充実

給与

年収 264万円 ~
月給 22万円 ~

• 実績に応じて昇給あり(年2回)
  別途交通費・活動経費の支給あり（上限あり）

受動喫煙対策

対策済み（禁煙）

勤務時間

フルフレックス制度（月間170時間以上勤務）
1日の稼働時間目安＝1日8時間程度
時間外労働：無

休日

フルフレックス制度（月間170時間以上勤務）

福利厚生

【休暇】
・フルフレックス制度適用のため各自にて取得（週休2日を推奨）
【住居等】
・社宅(空き家)あり
・ご自身で借り上げて居住も可能です。

【活動にかかる費用】
・交通費や活動に必要な備品、研修費用などは会社で負担

【社会保険】
・健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労働災害保険に加入

【活動に要する貸与】
・自動車　　→　社用車あり（貸与）
・パソコン　→　支給あり（貸与）
・スマートフォン　→　なし（一部通信費補助）
※その他活動に要する経費については、任用内定者地域力創造株式会社と協議し、決定します。

【副業・兼業】
会社の事業と協業しない、協力隊員の活動内容や業務に支障が生じない範囲であれば可能です。

契約/試用期間

試用期間：無

選考プロセス

(1)カジュアル面談
まずはお気軽に応募いただきたいので、オンラインで事業紹介や経歴を伺うお話の機会を設けております。

(2)第1次選考【 書類選考 】
応募書類受付後、書類審査通過の場合、代表との面談に移ります。

(3)第2次選考【オンライン面談】
第1次選考合格者を対象に行います。
オンラインでの面談になります。
選考の日時等については、第1次選考結果を通知する際に相談いたします。

(4)選考結果の通知
第3次選考後、2週間以内にメールにて通知いたします。

(5)その他
内定後、住居の決定や住民票の異動等を経て着任の流れとなります。

勤務地

住所
長野県飯島町

応募条件TERMS

募集学歴

不問

募集年齢

不問

募集経験年数

未経験可

応募条件

<必須>
・過疎、山村、離島、半島地域以外の都市地域に住民票がある方で、飯島町に住民票を異動できる方（地域要件につきましてご不明な場合はご相談下さい）
・地方公務員法第16条に規定する欠格事項に該当しない方
・法令等を遵守し、職務命令等に従うことができる方
・誠実に職務を行うことができる方
・地域行事等に積極的に参加し、地域住民とコミュニケーションを図るなど、地域活性化に尽力できる方

<歓迎>
・普通自動車免許（AT限定可）を取得されていると望ましい
・基本的なパソコン操作ができる方
・家屋修繕等の技術や宿伯業、観光コンサルティング業等の経験が有ればなお望ましい
・飲食店経験、飲食の出店等の経験があればなお望ましい