【福島県北塩原村】3日間で地域を巡る!おためし地域おこし協力隊ツアー参加者募集
- 掲載開始日:
- 2024.09.06
- 掲載終了日:
- 2024.10.17
イベント情報ABOUT
地域おこし協力隊に興味をお持ちの方必見!北塩原村は福島県の会津地方、磐梯山の北西部に位置し、山形県米沢市、喜多方市、磐梯町、猪苗代町に隣接しています。
1888年(明治21年)の磐梯山噴火により誕生した桧原湖や五色沼をはじめとする大小約300の湖沼群が、周囲の山々と合わせて美しい自然景観を創り出し、1950年(昭和25年)に磐梯朝日国立公園に指定されました。
農業と観光を基幹産業としており、地域資源を活かした特色ある村づくりに取り組んでいます。
(詳しくはページ後半の「地域と暮らし」をご覧ください)
そんな北塩原村では現在、「地域おこし協力隊」を募集しています!
みなさん「地域おこし協力隊」をご存知ですか?
地域の理解や人脈がない中で、都市部から地方に移住して、起業したり活躍することはハードルが高いと思います。
そこで、できたのが「地域おこし協力隊」という総務省の地方移住制度です。
地域おこし協力隊になると、最大3年間、報酬を得ながら地域おこし活動に関わることができます。
その3年間の活動を通して、地域の理解、人脈づくり、スキルアップ、暮らしの基盤づくりを行い、その地でのキャリアを描くことができます。
そのため、都市部から地方移住して地域課題解決や地域活性化に関わりたいという方には、おすすめの制度です。
※詳細は、総務省「地域おこし協力隊」説明ページもご覧ください。
イベントについて
今回のおためし地域おこし協力隊ツアーは、エントリーいただいた方に地域をより深く知っていただき、移住後のギャップを減らして地域とのミスマッチを防ぐことを目的に企画しました。
着任後のイメージがわくだけでなく、実際に地域の方との交流ができるまたとない機会です!
是非お気軽にご参加ください。
当日は、実際に地域を視察して回り、現地で活躍する地域プレーヤーへのヒアリングを行います!
交流会もありますので、ざっくばらんにお話ししましょう!
北塩原村役場の職員
みなさんと一緒に、北塩原村をもっと素敵な場所に!役場職員一同、全力でサポートします。
こんな人におすすめ
- 地方移住したい
- 北塩原村または福島県に興味がある
- 地域課題の解決やまちづくりに興味がある
- 地域おこし協力隊になりたい
- 地方で地域と関わりながら働きたい
開催概要OVERVIEW
- 開催日時
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2024年10月18日(金)~20日(日)
- 開催場所
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福島県北塩原村
- 当日スケジュール
1日目
11:15 集合@JR郡山駅
13:00 オリエンテーション@北塩原村役場
14:15 関係者ヒアリング@北塩原村商工会
15:15 関係者ヒアリング&棚田見学
17:00 宿泊先チェックイン
18:00 地域交流会
2日目
08:00 朝食
09:00 地域視察@鳥獣害対策フィールドワーク
11:15 地域視察@裏磐梯エリア
12:00 ランチ
13:15 地域視察@噴火記念館
14:15 地域視察@五色沼エリア
16:30 温泉&夕食
18:30 振り返り会
3日目
08:30 宿泊先チェックアウト
09:30 物件内覧@北山・大塩エリア
10:30 ワークショップ@北塩原村役場
13:00 ランチ&お土産購入@道の駅裏磐梯
15:30 解散@JR郡山駅- 費用・支払い方法
無料(宿泊費・交流会費・現地内移動費)
現地までの交通費、現地での飲食費は参加者負担となります。- 定員
5名程度
- 申し込み方法
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- 「エントリー」からお申し込み。
- エントリー受付後、担当者からご連絡差し上げます。
福島県北塩原村の地域おこし協力隊を募集中!
地域と暮らしLIFE STYLE
福島県北塩原村はこんな地域
福島県北塩原村は、会津地方、磐梯山の北西部に位置し、福島県喜多方市、猪苗代町、磐梯町、山形県米沢市に隣接しています。
1888年の磐梯山噴火により誕生した桧原湖や、五色沼をはじめとする大小約300の湖沼群は、周囲の山々と合わせて美しい自然景観を創り出しており、1950年には磐梯朝日国立公園に指定されました。
夏の気温は平均20度と避暑地としても人気の北塩原村は、農業と観光を基幹産業としており、地域資源を生かした特色ある村づくりに取り組んでいます。
特徴1:国内有数の観光名所「裏磐梯(うらばんだい)」がある
1888年の磐梯山の噴火で生まれたこの地は、大小の湖沼が点在する「日本の湖水地方」とも呼ばれています。
美しい自然が広がる裏磐梯は、写真愛好家の聖地として知られ、四季折々に異なる表情を見せるのが特徴です。春の新緑、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れるたびに異なる魅力を楽しめます。
また裏磐梯は、東北初の「日本ジオパーク」にも認定されています。
ジオパークとは、地球科学的に重要な景観や地質遺産を保護し、教育や持続可能な開発を通じて地域を活性化させるエリアです。
裏磐梯のジオパークでは、磐梯山の噴火によって形成された地形や自然環境を通じて、地球の過去を学べます。
裏磐梯の中でも特におすすめのスポットを紹介します。
五色沼
五色沼湖沼群は、2016年にミシュラン・グリーンガイドで1つ星を獲得した美しい湖沼群です。毘沙門沼や赤沼、青沼など、さまざまな色彩を持つ湖沼が点在しており、その多様な色から「五色沼」と名付けられました。
各沼が見せるエメラルドグリーンやコバルトブルーなどの鮮やかな色合いは、「神秘の湖沼」として知られています。特に青沼の美しさは自然が生み出した奇跡とも言えるほどで、訪れる人々を魅了し続けています。
中津川渓谷
中津川渓谷は、秋元湖に流れ込む源流に位置し、約10キロにわたって滝や急流、大絶壁、原生林が広がる秘境です。初夏の新緑や秋の紅葉が織りなす絶景が魅力で、夏は涼しい避暑地としても知られています。
橋の上からの眺望はもちろん、遊歩道を使って渓谷へ降りることも可能で、河原までの散策が楽しめます。春には山桜と新緑、残雪のコントラストが美しく、訪れる価値のある場所です。
曽原湖
曽原湖は裏磐梯の中では小さな湖ですが、林に囲まれた美しい景観が魅力です。噴火で生まれた湖のため、小さな島が点在し、絵になる風景が広がります。
北側からは磐梯山を望み、湖畔のペンションに宿泊すると、さわやかな風とともに高原リゾートを楽しめます。
周辺にはカフェやハーブガーデンなどの隠れ家的スポットも多く、散策に最適です。冬は全面凍結し、雪解け時の部分解氷は春の訪れを感じさせる美しい光景です。
特徴2:夏でも平均気温は20度と夏でも爽やかな気候
標高約800mの裏磐梯エリアは、北日本型の積雪寒冷地気候に属し、夏でも平均気温が20℃前後と非常に過ごしやすい環境です。特に7月の平均気温は19.7℃、8月は20.6℃と、暑さが厳しい日本の他の地域に比べ、涼しさが際立ちます。
昼間の日向では30℃近くまで気温が上がることもありますが、朝晩は涼しく、窓を開けて眠ると布団が必要なほどです。この爽やかな気候のおかげで、裏磐梯は夏の避暑地として人気が高く、涼しい高原リゾートを楽しめます。
また、冬は多くの雪が降るため、パウダースノーを満喫できるウィンタースポーツの拠点としても知られています。
特徴3:コシヒカリや山菜など地元の味覚が満載!
北塩原村では、コシヒカリや高原野菜など、地元で楽しめる味覚が多くあります。
コシヒカリ
北塩原村の棚田で丁寧に栽培されたコシヒカリは、自然豊かな山々から流れ出る清流を使用し、寒暖差の大きな気候を活かして育てられています。
炊き上がりはぴかぴかとつやがあり、うまみ、香り、甘みが強く、食感はもちもちしています。このお米は、本来の美味しさをダイレクトに感じられる一品です。
高原野菜
桧原湖北岸、標高800mに位置する早稲沢地区では、地元の気候と環境を生かして育てられた大根やトウモロコシなどの高原野菜が特に美味しいと評判です。
特にトウモロコシは甘さが際立ち、生で食べられるほどです。秋になると、多くの直売所が並び、新鮮な野菜を楽しめます。
じゅんさい
じゅんさいは、高級食材として知られ「つるっとしたのどごし」が特徴です。
池や沼に浮かぶ水草の若芽が食用で、特に裏磐梯産のじゅんさいは高原の冷たい水で育ち、上質なぬめりが魅力です。
特徴4:地域に密着した「暮らしとコミュニティ」
この小さな村では、密接なコミュニティが根付いており、住民同士はお互いを深く知り、支え合う関係を築いています。村人は奥ゆかしく、優しさを持ちながらも、行動力がある人が多いのが特徴です。
地域住民は協力してお祭りの運営や草刈りなどの集落保全活動に参加し、コミュニティの絆を強めています。このような協力の精神が、村全体の活力を生み出し、地域の伝統や文化を守りながら、共に成長していく力となっています。
特徴5:心も体も癒される温泉が身近にある
北塩原村は、福島県の美しい自然に囲まれた場所で、多くの温泉資源に恵まれています。村内には、個性豊かな温泉施設が点在しており、訪れる人々にさまざまな温泉体験を提供しています。
その中でも、大塩裏磐梯温泉は特に注目される温泉です。古くは弘法大師が一夜の宿のために湧出させたという伝説があり、歴史ある温泉地です。
温泉の源泉は「グリーンタフ」と呼ばれる地層に残された太古の海水が高温の地下水と溶け合って生まれました。ここでは、温泉水を煮詰めた「山塩」も生産されており、温泉の多彩な魅力が楽しめます。
特徴6:毎月イベントやお祭りが開催されている
北塩原村では下記のように、毎月何かしらのイベントやお祭りが開催されています。
1月:出初め式、歳の神
2月:裏磐梯雪まつりナイトファンタジー
4月:桜峠のオオヤマザクラ
5月:磐梯山開き、裏磐梯サイクルフェスタ
6月:会津米沢街道歴史フォーク、雄国沼のニッコウキスゲ
7月:裏磐梯火の山まつり
8月:二十歳を祝う会(旧成人式)
9月:スカイバレーヒルクライム大会、二つ児参り
10月:紅葉シーズン到来
11月:ワカサギ釣り解禁
12月:スキー場オープン
裏磐梯雪まつりナイトファンタジー
冬の裏磐梯では、「裏磐梯雪まつりナイトファンタジー」が開催され、キャンドルの暖かな光と大輪の花火が幻想的な空間を演出します。デコレーションされた雪像で点灯式が行われ、ナイトファンタジーが華やかに始まると、参加者が一つひとつのキャンドルに火を灯し、夢のような雰囲気が広がります。
夜空に浮かぶ色とりどりの花火は、音楽と共に冬の夜を一層盛り上げるでしょう。また、「あなただけの花火」として、大切な人へのメッセージと共に打ち上げられる花火が、心温まる特別な瞬間を演出します。
会津米沢街道歴史ウオーク
「会津米沢街道歴史ウオーク」は、現代につながる古の道を感じながら、地域の歴史や文化、景観を楽しむ散策イベントです。
文化庁選定の「歴史の道100選 会津・米沢街道―桧原峠越」を活用し、新緑に包まれた古(いにしえ)の道を歩きながら、村内の歴史や文化に触れられます。
会場では、地元食材を使った手打ちそばやおにぎりの販売もあり、散策後のひとときを楽しめます。
2024年には約320人が参加し、地域の魅力を感じながら、歴史ある道をじっくりと体感しました。
特徴7:その他暮らしの情報
買い物環境
北塩原村の買い物環境について、北山・大塩地区の住民は、大塩地区にある「鈴木家」や喜多方市のスーパーを利用することが多く、車で約10分の距離です。
桧原・裏磐梯地区の方々は、裏磐梯地区のコンビニや猪苗代町のスーパーに行き、車で約20〜40分のアクセスになります。
医療環境
北塩原村の医療施設は裏磐梯地区に集中しています。村内には「南東北裏磐梯診療所」と「南東北桧原診療所」の2つの診療所があり、X線装置や心電図、エコー、採血などの検査が可能です。
総合的な医療を提供し、比較的並ばずに診療を受けられます。地域に密着した医療サービスが整い、安心して利用できる環境です。
交通環境
北塩原村は信号が少なく、見通しの良い道が多いため、新緑や紅葉など季節ごとの美しい景色を楽しめます。自然豊かなため、野生動物が出現することがあるので、安全運転を心がけましょう。
冬期間はスタッドレスタイヤが必須で、北山・大塩地区では11月末から3月末、桧原・裏磐梯地区では10月下旬から4月末までの装着が推奨されます。
また、村内唯一の公共交通機関である路線バスは、2024年8月1日から手続きをすると、全住民が無料で利用できるようになりました。
子育て環境
北塩原村には「さくら幼稚園」と「裏磐梯幼稚園」の2つの幼稚園があり、いずれも3歳からの入園が可能で、定員は各園60名です。
子育て支援としては、医療費助成や児童手当、子育て応援在宅育児支援金、子育てサポーター研修助成金などが用意されています。これにより、子育てをサポートする充実した環境が整っています。
その他の子育て支援はこちら
教育環境
北塩原村には「さくら小学校」と「裏磐梯小学校」の2つの小学校、そして「第一中学校」と「裏磐梯中学校」の2つの中学校があります。
教育ポータルサイトでは各学校の情報が定期的に更新されており、最新の情報が確認できるため、安心して子どもを通わせられます。
先輩移住者の声
埼玉から移住した星崎 歩美さん
Q.移住の経緯を教えてください。
A.以前は埼玉県でWeb関連の仕事をしていて、村へ来た最初のきっかけは本社から転勤を命じられたためでした。当時は家と職場の往復ばかりの忙しい日々を送っていました。
その後ご縁があって結婚したものの、私の転勤期間が終わり、夫を村に残して埼玉へ単身赴任しました。
半年ほど離れて暮らしましたが、これでは家族になった意味がないと気づき、会社を辞めて裏磐梯に戻ることを決めました。
Q.移住してからの暮らしはいかがですか?
A.転勤で来ていた時には感じられなかった村の方の親切さ、気さくさ、やさしさに触れ、ここに住む人達が大好きになりました。
村の自然ももちろん大好きですが、村の方と触れ合うたびに、自然を相手に生きるたくましさや人間力、それに今まで見えなかったものが見えてきて、世界観が大きく変わりました。
裏磐梯の男たちは頼もしくてかっこいいし、その奥さんたちも生活の楽しみ方をちゃんと知っていて、素敵な方ばかりです。
Q.移住者へのアドバイスをお願いします。
A.首都圏にいたときは、いつかはワークライフバランスのとれた働き方ができたらなと思っていましたが、この小さな村でいつの間にかそれが実現できていました。
この村には都心のような便利なサービスや商業施設はありませんが、便利すぎないおかげで本当に好きなものや大切にしたいことに気付くことができました。
もし北塩原村が気になったら、まずは1週間だけでも遊びに来てみてください!
神奈川県から移住した山本 賢司さん
Q.移住したいきさつを教えてください。
A.学生時代に農業や冬の暮らしを体験する村のモニターツアーに参加しました。他にプライベートも合わせると、10回程村に来ていたと思います。
村に惹かれたきっかけは漠然としていますが、気候と人と食べ物と雰囲気と…気付いたら就職も村でしたいと考えるようになりました。
そんな時、村で地域おこし協力隊を募集していることを知って応募しました。
地域おこし協力隊に採用され、主に農業関連の仕事に3年間従事しました。卒隊後の現在は村内企業に就職し、道の駅裏磐梯で勤務しています。春から秋の間は農家さんとの交流や野菜直売所の運営、冬季は除雪が主な仕事です。
Q.移住してからの暮らしはいかがですか?
A.田舎暮らしに対する不安はそれ程ありませんでした。買い物はまとめ買いすればいいですし、自炊にも慣れています。大変だったのは、雪がある環境への慣れでした。今住んでいる早稲沢地区はマイナス 20 ℃まで冷え込むこともあり、極寒の中での雪かきは大変でした。
私の場合は村へ移住した最初の年が大雪で、その時に一通りの苦労は経験したので、その後はスムーズに生活できています。他にも、一人暮らしのため体を壊した時は食べるものもなく、病院にも行けず困ったことがありましたが、近所の方々に助けていただいて乗り切れました。今ではご近所付き合いも厚く、不安なく暮らせています。
Q.移住者へのアドバイスをお願いします。
A.お店や病院、学校が遠いなど多少不便な点はありますが、手つかずの自然と温かい人付き合いが残る貴重な村です。友達を招いた時には、五色沼散策やジュンサイ摘み、スキーやワカサギ釣りなど、季節を問わず一日中楽しんでもらえると思いますよ!
移住支援制度
開催地
住所
福島県北塩原村