現役地域おこし協力隊のぶっちゃけトーク! ~協力隊あるあるを語る夜~
- 掲載開始日:
- 2024.12.06
- 掲載終了日:
- 2025.01.14
イベント情報ABOUT
イベントについて
LOCAL MATCHがお届けする「地域のリアルが聞ける LOCAL MATCH TALK」Vol.76。
今回のテーマは
現役地域おこし協力隊のぶっちゃけトーク!
~協力隊あるあるを語る夜~
那須町は、栃木県の最北端に位置し、新幹線が停車する那須塩原駅と新白河駅のどちらからも車で30分弱という、東京及び仙台の中間にある都市部からアクセスが良い自然豊かな町です。北西部に那須連山の主峰 茶臼岳(1915メートル)がそびえ、その南斜面には1390年の歴史を持つ「那須温泉郷」があり、山麓地帯には別荘地やテーマーパーク、高原地帯には傾斜地を利用した酪農が続き、中央・東部地区には水田地帯が広がっています。
そんな那須町は、元々人口の約半数が移住者と言われるほど外からの移住受け入れには積極的で、コンパクトな町ながらも多様な企業や人材が活躍されています。また、昨年度からは地域おこし協力隊の受入れにも力を入れており、現在では10名を超える隊員が空き家やスポーツ、鳥獣害対策等の各分野で活躍しています。
本イベントでは、那須町地域おこし協力隊1期生であり、卒業後はネットラジオ局「だっぱラジオ」を運営しながら地域プロモーション事業を行う一般社団法人nasulab.の代表 木下氏に加え、現役の地域おこし協力隊である高山氏と七宮氏をゲストにお迎えし、那須町における地域おこし協力隊の過去と今、そして地域おこし協力隊のリアルな暮らしについてお話をお伺いします。
LOCAL MATCH TALKは、オンラインイベントなので
全国どこからでも参加可能!
当日参加できない方も、後日LOCAL MATCH COMMUNITYにてアーカイブ配信予定ですので、ぜひお申込みをお待ちしております♩
こんな人におすすめ
- 地方移住や起業に興味のある方
- 地域おこし協力隊になりたい
- 地方で地域と関わりながら働きたい
- 那須町または栃木県に興味がある
登壇者
一般社団法人nasu lab. 代表理事 木下 愛貴氏(きのした あいき)
北海道函館市出身。埼玉県白岡市→ベトナム→栃木県那須町に移住し、那須町地域おこし協力隊に着任。
退任後は、那須町移住定住支援コーディネーター・nasu lab.の代表理事として地域メディア「NaSuMo」の運営、ご当地キャラクタープロデュース・インターターネットラジオ「だっぱラジオ」パーソナリティーなど、幅広くご活躍。
木下さんのインタビュー記事はこちら
那須町地域おこし協力隊 七宮 颯生氏(ななみや そうき)
97年生まれの27歳
2024年11月に家族と東京から那須町へ移住し地域おこし協力隊員として那須町役場財政課で活動中。
前職のリユースショップ勤務の経験を活かし、公有財産の利活用、売払を担当し、循環型社会形成に向けた活動を実施している。
那須町地域おこし協力隊 高山 千恵氏(たかやま ちえ)
インテリア・建築業界で10年以上キャリアを積み、インテリアコーディネーターとして独立。
縁あって那須町地域おこし協力隊として着任したことを機に、空き家相談窓口や空き家バンクの運営をスタートした。
協力隊活動の中で、地域の空き家を減らし、空き家活用の輪を広めるべく、空き家所有者と空き家を探している人をマッチングする『アキカツベース』を設立。
自身でも空き家を活用した宿泊施設を整備しており、この施設を拠点に地元住民との交流やイベント開催等を行い、地域の活性化を目指して活動している。
那須町 ふるさと定住課 課長 高久 祐一氏
那須町出身 那須町育
生涯学習課において、全国スポーツレクリエーション大会那須会場(2011年)及び第77回全日本自転車競技選手権大会ロードレース(2015年、関東初開催)を事務局として運営、その後観光商工課を得て、令和3年よりリビングシフト推進室長、令和4年よりふるさと定住課長として、公共交通、住宅施策、移住対策、二地域居住施策等に携わっている。外部人材(地域おこし協力隊や地域活性化起業人)を積極的に採用し、官民連携、民間のノウハウ等を活かす事業を推進している。
那須町 ふるさと定住課 係長 渡辺氏
那須町出身 那須町育ち
2005年入庁、総務課、税務課、生涯学習課、上下水道課、議会事務局、農林振興課、観光商工課を得て2024年からふるさと定住課に所属。
地域おこし協力隊事務をはじめ、ワーケーション・二地域居住・移住定住等の推進、コワーキング施設管理、空き家対策、住宅耐震化などを担当。
自身も地元消防団、公民館、スポーツ協会、育成会などに所属し、地域貢献活動を実施している。
栃木県那須町の地域おこし協力隊を募集中!
開催概要OVERVIEW
- 開催日時
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2025年1月14日(火)19:00~20:30
- 開催場所
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オンライン(Zoom)開催
- 当日スケジュール
19:00 開会 (ZOOM開始)
19:05 LOCAL MATCHの紹介
19:10 那須町によるプレゼン(15分)
∟那須町について
∟取り組みについて
∟今後の展望
19:25 ゲストによるプレゼン(10分×3名)
∟自己紹介
∟取り組みについて
∟今後の展望
19:55 クロストーク&質疑応答
20:25 LIFULLからお知らせ
∟地域おこし協力隊募集
∟おためし地域おこし協力隊
20:30 閉会- 費用・支払い方法
無料
- 定員
20名程度
- 申し込み方法
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- 「エントリー」からお申し込み。
- エントリー受付後、担当者からご連絡差し上げます。
地域と暮らしLIFE STYLE
栃木県那須町はこんな地域
那須町は、栃木県の最北端に位置し、首都東京からは約170キロメートルにあり東京から仙台間の中間に位置しています。那須連山と八溝の山並みに広がるわが町は、北西部に那須連山の主峰、茶臼岳(1915メートル)がそびえ、今なお煙を吐き続けています。その南斜面には、1390年の歴史を持つ温泉があり、日光国立公園「那須温泉郷」として観光の名所となっています。山麓地帯には、別荘地やテーマーパークがあり高原地帯には、傾斜地を利用した酪農が続き、中央・東部地区には、水田地帯が広がっています。また、南東部の伊王野・芦野地区には源義経に始まり、俳人松尾芭蕉に至るまで多くの史跡があるほか林業・石材業の町として発展を続けています。
特徴1:那須町は、人口の半数が移住者!地域の人も移住者に対してオープン。
那須町は人口の約半数が移住者と言われています。もともと地元の方とUターンした方、そしてIターンした方たちが暮らす、住民の多様性や風通しの良さが町の魅力です。
コンパクトな町なので世代を超えて価値観の近い人とつながりやすく、資源を共有したり、おすそ分けをしたり仕事を紹介されたりと、助け合いの関係が息づいています。移住前よりも友人が増えたという人も少なくないようです。
特徴2:観光だけじゃない!地域の食文化も楽しめるお店や拠点が点在している
那須町には観光だけでなく、地域の食文化も楽しめる場所が多数あります。
黒田原駅前みんなの店
黒田原駅前にあるみんなの店は、那須町の食文化とコミュニティを感じられる交流拠点です。ここでは、地元農家が丹精込めて育てた食材を使った料理を味わうことができ、那須町ならではのお土産を購入できると人気です。
ほかにも、行列ができるパン屋を始め、カフェ、飲食店が多く集まっています。新しいお店を見つけるのも、また楽しみです。また、那須ハイランドパーク、那須サファリパークやキャンプ場、スキー場、ゴルフ場など数え切れないほどの遊びスポットがあります。
さらに、那須温泉郷をはじめとした、温泉施設も多数あり、日常的に温泉に入ることができます。
特徴3:那須高原の自然豊かな環境と緑のトンネル
那須高原は、多くの自然が溢れ、木々がトンネルのように立ち並ぶ道路が多数あります。その中をドライブすると、とても清々しく気持ち良いです。
特徴4:夏は過ごしやすい涼しい気候。冬は雪が降ります。
那須町の気候は、概ね冷涼で湿気の少ない高原型の気候となっています。内陸部のため、朝・夜と昼の気温差が大きく、また高原部と平地部で標高差による気温差があります。
那須町北部 (高原部):26.5℃ / 17.8℃
那須町南部 (平地部):29.4℃ / 20.4℃
※2018年8月の平均気温
那須町全域で雪が降ります。
特に北部の山間部に行くほど多く降ります。
那須町北部 (高原部)
3cm以上の積雪日数(最深積雪):37日 (44cm)
特徴5:買い物は、スーパーマーケットやコンビニが多数あり。隣町まで行けば大型店舗も充実。
那須町には、スーパーマーケット 5店舗やコンビニエンスストア 9店舗、ドラッグストア 2店舗と多数あります。
大型の道の駅も2施設あり、採れたての新鮮な野菜を購入することもできます。さらに、隣の那須塩原市にはアウトレットモール、ホームセンター、ニトリ、ヤマダ電器、ドラッグストアなど大型店舗も充実しており、大抵のものは不自由なく揃えることができます。
<車が必需品!>
公共交通機関は充実していないので、車が必需品となります。広域で見ると、高速道路の那須I.C.と那須高原I.C.があることや、
新幹線の乗車駅である那須塩原駅まで近いこともあり、非常に便利です。
特徴6:子育て・教育環境が充実!
▼子育てサポート
那須町には、子育ての個別相談や情報交換の場など様々なサポートが受けられる子育ての複合施設「ゆめプラザ・那須」や子どもの感性を養う、屋内遊び場「わんぱくキッズランド」もあります。
その他、妊産婦医療助成、乳幼児おむつ等購入助成、高校まで実質医療費無料など子育て支援制度も充実しています。
保育園では、小学校との交流やALT (外国語指導助手)の訪問など、
多彩な活動を行い、子どもの主体性を育む教育・保育を実践しています。
また、すべての小学校で、放課後児童クラブがあるので、共働きの家庭も安心。
▼先進的な教育環境
「NAiSUタイム」は、「プログラミング教育・人間関係プログラム・防災教育」の3つの柱からなる、那須町独自の新教科です。
「NAiSUタイム」を導入することで、人と協力して物事をつくる力や、地域のあり方を考えて生きる力、さらに情報化社会のあり方に応じて文化を再構成し発信する力の育成を目指します。
また中学校では海外の外国人講師と生徒がパソコン画面を通じて会話する「オンライン英会話」の授業を設けるなど、先進的な教育環境も整備しています。
▼地域と関わりながら育つまちづくりをしています
米づくりや餅つき、地元の大豆を使った石臼でのきな粉づくりなど、子どもたちが地域の大人と関わりながら学んでいます。
また、こうした取り組みが発展して、児童生徒が地域のお祭りや体育祭などに参画し、地域の一員としての愛着を深め、社会性を育んでいます。
▼那須町の教育機関
以下のように教育機関が充実しています。
待機児童もゼロです。
幼稚園・認定こども園・保育園:8
放課後児童クラブ:9
町立小学校:6
町立中学校:2
県立高校:1
特徴7:多くの地域おこし協力隊が移住し地域課題解決にチャレンジしている
現在、那須町では11名の地域おこし協力隊が活動しています。
活動分野は多岐に渡り、それまでのキャリアを活かしたミッションに取り組む方、全くの未経験分野で新たなチャレンジをしている方まで背景もさまざまです。
<ふるさと納税の利用促進に取り組む 尾崎 真弥さん>
出身:福岡県
着任時期:2023年12月~
ミッション:ふるさと納税
返礼品拡大など「ふるさと納税」のさらなる推進に取り組んでいます。
町外に住む多くの人々に地域や地場産品の魅力を知ってもらうことで、町の経済活性化や関係人口の増加を進めています!
引用記事はこちら
<空き家を活用した居場所づくりに取り組む 伊東 可奈さん>
出身:宮城県
着任時期:2023年6月~
ミッション:空き家対策・移住支援
空き家問題の対策・利活用に向けて、空き家バンクや空き家相談窓口の運営を主に行なってきました。
現在は、黒田原駅前の空き店舗兼空き家を活用し、地域のコミュニティスペースづくりを進めています。
高校生が気軽に立ち寄れる場所づくりを進め、そこから地域の学生や子供を中心に町を盛り上げて行くことを目標として活動しています。
引用記事はこちら
<海外向けの情報発信にも精力的に取り組む 長谷川 彩乃さん>
出身:三重県
着任時期:2023年6月~
ミッション:地域魅力化
長谷川さんは、主に那須町観光協会を拠点を置き、外国人観光客に向けて様々な活動を行っています。
着任してから最初に取り組んだのは、バスマップの英語版の作成。
那須町にあるパンフレットはまだ英語版のものが少なく、まずは海外からのお客様が移動をしやすいように現在ある日本語版マップに一つずつ英語表記を追記していきました。
他にも観光協会内にあるロッカーの使用方法や、バスの時刻表なども英語で作り直したとのこと。
そんな長谷川さんが今一番力を入れていることが、海外へ向けての情報発信です。
今後は観光地にある飲食店のメニューの英語版を作成したり、働いている方向けの、英語での基本的な接客対応の教室なども開いていきたいとのことです。
飲食店の方に限らず、那須町の方に英語に触れてもらう機会をつくりたいとも話してくれました。
引用記事はこちら
先輩移住者の声
■那須町を訪れたその日に移住を決断
僕が初めて那須町に来た日にも、今日みたいに那須岳の姿がくっきりと見えていました。その姿がただただ美しく、この山を毎日見て過ごせたらと思い、僕は那須町への移住を決めました。
以来、この山を眺め続けていますが、毎日表情が違うし、何回見ても心から綺麗だなと思う。そう思えるものが、生活のすぐ隣にあるって、とても贅沢なことだなと思います。
僕は千葉県の出身で、那須町へ移住する前は、なかなか思うように就職先が決まらず、悶々とした日々を過ごしていました。
そんなときに、偶然、那須町にいる友人を訪ねることになり、行ったその日に那須岳に魅了され、この地への移住を決めました。
■来た当初より那須町が好きに
那須町に移住してからの日々を振り返ってみれば、結婚して、家も建てて、自分の店も持ってと、やりたいことがひとつずつ実現しています。何が功を奏したのか──それは、間違いなく那須町での人とのつながりです。
とくに店の準備をし始めると、本当にいろいろな人たちが助けてくれました。必要な場所に案内してくれたり、アイデアをくれたり、店のオープンを告知してくれたり。いざ自分が求めると、人とこんなにつながれる町なのだということをあらためて実感しました。
もちろん、那須町での生活には不便なこともあります。車社会のため、徒歩圏での利便性は低く、運転をしない方々にはあまり向かないかもしれません。
ただ、僕自身にとって、「那須町に暮らして損だと思うこと」ってまったくないんです。だから、那須町の空気感が気に入ってここに住みたいと思う人なら、きっと大丈夫。
僕の妻も神奈川からの移住者ですが、僕も妻も那須町に来たときより、今のほうがずっとずっと那須町のことを好きになっています。
もし、那須町への移住を考えている方がいたら、ぜひ店で声をかけてもらえたらと思います。 都合がつく限り、その季節でいちばん僕らが自慢したい那須町をご案内しますし、そういう方に那須町の良さを伝えられることが、ここに住む僕らにとって何よりもの喜びなんです。
■那須町の自然の力で忘れていた自分を取り戻す
自宅から農場に行く途中に、那須連山を望める見晴らしのよい場所があるのですが、そこを通るたび今でも心がときめきますし、畑で作業をしているときも、自然の中に生息する生命のちょっとした動きに日々驚きを感じ、魅了されています。
たとえば、野菜の芽が出る瞬間の様子や虫たちの意外に可愛らしい動作を眺めているのも本当に楽しいんです。そういうものを目にすると、自分も野菜も虫も、形は違えど、この地球上でそれぞれの役割を果たす生き物なのだと実感します。
長い間忘れていたそういった感覚を再発見し、本来の自分を取り戻していくような感覚を、私はここで仕事をしながら体験することができています。
■共鳴する人たちとつながっていける幸せ
那須町では大小様々なイベントやマルシェがたくさん開催されます。そういう場に足を運び、自分が興味を持っていることについて話すと、あっという間に共通する考えや感覚を持つ人たちとつながっていくことができるんです。そこが本当に那須町の素晴らしいところだと思います。
もし、那須町に興味をお持ちの方がいたら、ぜひ実際に足を運んでイベントに参加したり、短期の仕事を体験していただくのがおすすめです。そうすれば、すぐに、那須町の自然やそこに暮らす人々の素晴らしさを実感していただけると思いますから。